聘珍楼と戦略人事

蛯原健治

蛯原健治

テーマ:組織づくり チームビルディング 事業承継

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。





1884(明治17)年に創業した、
現存する日本最古の老舗中国料理店『聘珍樓』が
破産したそうです。


何で破産したのでしょうか?


そもそもコロナの前から、
環境変化に対応できていなかったようです。
大型宴会なども減少しており、
今までのビジネスモデルが通用しなくなっていることを
変えることは叶わなかったようです。


さらにコロナ後は、経営環境が加速的に変化しました。
DXや定額バイキングなど、他社が上手く対応できたことができなく
構造の大きな変革が伴わず、とうとう破産したようです。


ところで、
業績=戦略×実行です。


そもそも戦略(ビジネスモデルも含む)が陳腐化していれば、
実行力を問わず会社の業績は伸びません。


一方、戦略が今の環境に合ったすぐれた戦略でも
実行できなければ、業績は上がりません。


現状、戦略を考えるのも、実行するのも人が中心です。


優秀な人材が育ち、活躍しやすい環境づくりができない組織は
どんどん淘汰されていくことでしょう。





7Sの図が示すように、戦略と人材は密接に繋がっています。
どんなに良い戦略を経営層が考えても
実行する人材がついてこれ無ければ、上手くいきません。


すでに戦略を立てることはAIでも可能だと思います。


ですが、実行するのは人中心です。
今まで以上に実行力の差が業績を決めていくと思います。


実行力はAIのみでは難しい業種がまだまだ多いと思います。


新たなビジネスモデルを考え、実行できる人材をどう育てるのか


経営戦略を実現する人・組織を作ることが求められます。
これを戦略人事と言います。


戦略的に組織をどう作っていくか考え実行することです。


戦略人事は、大企業だけでなく中小企業にも必要な時代になりました。
私が思っていたより5年以上早く到来した感じです。


皆さんの会社は、戦略人事に取り組んでいますか?


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蛯原健治(コンサルタント)

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チームビルディングコンサルティングにより、リアルな経営課題の解決、次世代の経営チームづくり、従業員の成長を三位一体でサポートし、持続可能な企業経営に結び付ける。

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