中小企業は事上磨錬!?
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。
1on1導入支援している先で質問がありました。
「1on1面談(1対1の面談)では足りなくて
面談で決めたことを部下がなかなか実施してくれません。
どうすれば良いですか?」
1on1面談では、部下と話して、
目標達成のために実施することを部下に決めてもらいます。
でも、部下がやらない。
皆さんも部下がやると言って、
やらないことってないですか?
では、どうすれば良いのでしょうか?
面談以外の場での声掛けをすることです。
例えば、月に1回1on1面談を実施したからといって
部下が自ら動く確率は、多くありません。
朝出社しての声掛け、
午後一番の声掛け、
終了時の声掛け、 など
面談以外の声掛けをすることが重要です。
朝は、名前と挨拶をして、今の気持ちを聞くだけでも
上司への信頼度は上がります。
特に仕事の優先順位の付け方が
まだ、よく分からない若手の部下には
日常で、仕事の優先順位について確認することも大切です。
また、困ったことを上司になかなか相談できない部下にも
日常で頻繁に関わることで、
相談する機会を提供できることになります。
実は、私が支援している1on1は、面談だけでなく
日常の関わりもセットでできるようにしています。
つまり、会社の目標達成に向けた
上司のコミュニケーション全体を教えて、できるようにしているのです。
実際に、支援先では
「面談だけでなく、日常での関わりを増やしたら
決めたことが実施されるようになった。
改めて、面談以外の関わりの重要性に気づきました。」
との声が上がっています。
では、この上司が日常での関わりはどうやって増えたのか
それは、この上司の上司が、面談と日常の関わりで
面談以外のコミュニケーションができるように
ティーチング・コーチングしていったのです。
私は、1on1が実施できるスキル
つまり、
コーチングやティーチングのスキルのトレーニングを教えるだけでなく
会社のコミュニケーションの仕組みをつくりにいっています。
月一回の面談トレーニングでは
上司同士がお互いの悩みを題材に面談練習を行います。
自然と上司同士で悩みが共有され、
上司が孤独に陥らないようになります。
さらに、自分の悩みの解決ヒントになり
会社全体で部下マネジメントのノウハウが蓄積されていきます。
1on1支援では、会社の目標達成に向けた
コミュニケーションの全体を作りにいっています。
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