100本のメルマガ記事を続けられた理由①
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる
組織作りのコツをお届けします。
無事、帰国しましたがベトナムでの話です。
ベトナムでは、縫製後の検品を請け負う仕事が存在しています。
ある日系の検品屋さんに行き、社長にお話をお聞きしました。
一番印象に残った話が、ミスが起きた時の話です。
検品屋さんにとって、検品ミスは、大きな問題です。
今後、二度と起こらないように手を打つ必要があります。
この会社では、
ミスがあるとミスを無くすには、どうしたらよいか
みんなで話し合います。
ミスを起こした人に対し、
ミスを責め、反省させることはしません。
原因を深掘りして、真因を見つけることもしません。
社長が、笑顔で
〇〇さんがミスやっちゃいました。
ミスを無くすにはどうしたらよいか、皆で考えましょう!
と言って、皆で話し合うそうです。
人では無く、事柄に焦点をあてています。
そして、どうなっていたら良いか理想の状態を皆で話し合い
そのためにできることを考えていきます。
これは、ポジティブアプローチの考え方です。
ポジティブアプローチは、
問題を解決せずに問題を解決することが可能です。
理想実現に向けて、
何をしたら良いかについてだけ考えていくからです。
そうすると、モチベーションを保ちやすくなります。
この会社では、問題が起きると社長を中心に話し合って
どんどん、問題を解決していくことができています。
でも、最初からできていたのでは、ありません。
実は、社長が間違ったことをした時に
社員に謝ったそうです。
そして、皆でどうしたらよいか、考えたそうです。
それから、社員がミスを隠さなくなったとのことです。
ベトナムでは、他の多くの国と一緒で
ホワイトカラーとワーカーが明確になっています。
社長がワーカーに自分の失敗をさらけ出して、
謝るというのは、珍しいそうです。
だから、効果があったのでしょうか。
社長を中心に上手く回っているこの検品屋さんの課題は、
社長がやっていることをマネジャーにやってもらうよう
育成することだそうです。
5年かけて。
どこの国でも人の成長は時間がかかるものです。
今日もありがとうございました!
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