大手上場企業でも間違える仕組み導入のタイミング！？

組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
　社長がいちいち言わなくても、社員が勝手に動いて利益が2倍になる
　組織作りのコツをお届けします。

WEBのニュースで、
若手エース社員も辞めていく？
「ダメ職場」に共通する1つの危険症状とは？
という記事が流れてきたので読んでみました。

味の素の元副社長が意識改革を基盤に
会社の株価、PBR等を数年で数倍にしたことを
出版されたようでそのお話でした。
私も購入してこれから詳しく読んでみようと思います。

この記事の中では、360度評価の導入について書かれていました。
360度評価とは、
自分の事に対して上司・同僚・部下から
フィードバックを受けるというものです。
当時の社長が会社を良くするために
導入を決めたようです。

しかし、この元副社長は、
忖度文化が強い今の状況では、
本音をいってもらえるか分からない。
だから、今やっても本音を引き出せないので効果がない
と社長に進言したそうです。

私も忖度文化が強い状況では、
360度評価の効果がないと思います。
360度評価自体が悪いのではなく、
導入するタイミングが悪いと思いました。

よく仕組みが流行るとすぐに「これだ！」と飛びついて、
前に入れた仕組みが定着していないのに、新たな仕組みを導入する。
その結果、やることが増えてどんどん社員が疲弊し、業績がより悪化する
こんな中小企業を自分が働いていた職場、
企業再生で関わった先で
いくつか私は見てまいりましたので
よく理解できます。

では、どうしたら良いのでしょうか？
適切な仕組みを適切なタイミングで導入するには
どうしたら良いのでしょうか？

実は、組織づくりには一定の型があり、
組織の現状を理解すれば
仕組み導入を含めた打ち手が明確になるのです。

組織の現状に合わせて、
適切なタイミングで
適切な打ち手を打っていくことが重要なのです。

では、どうやって組織の現状を理解すれば良いのでしょうか？

実は方法があります。
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