時間も評価もスキルもないのに、やらせるんですか?
組織と仕組みづくりパートナー/中小企業診断士の蛯原健治です。
社長がいちいち言わなくても、
社員が勝手に動いて利益が2倍になる組織作りのコツをお届けします。
蛯原さん、
「相手が委縮するほど人に怒るって
どんな感じなんですか?
生まれてから見たことがないです。」
私がある公的コンサルタント支援で
入社数年の若手社員と一緒に
仕事をする機会がありました。
ある企業で、ある社員がミスばかりするので
上司が怒ったら、委縮してしまった。
という話が出ました。
この若手社員から言われたのが、冒頭の言葉です。
私は、委縮するほど怒られる場面を
彼が20数年間、見ていないことに驚きました。
小学校・中学校でビンタされて
怒られていた私ですから…。
「親にもぶたれたことないのに…。」by ブライトにビンタされたアムロ
彼の世代が
組織で激しく怒られたら、
そりゃ、ビックリするし、
ショックでしょうね。
パワハラで訴えたくなるのも
理解できます。
昭和世代の当たり前は、
平成・令和世代は通用しません。
かわいそうなのは、
昭和世代の上司たちです。
自分たちが受けた部下指導では通用しないのに、
他に知らないからできない方が多いのです。
特に中小企業の経営者。上司たち…。
私自身は、サラリーマン時代に、
自分でコーチングなどを
勉強して身に着けました。
では、委縮するほど怒らずに、
相手にミスがなぜ起きたかを気づいてもらい、
そして、ミスの再発防止を考えてもらうには
どうしたらよいのでしょうか?
答えをいってしまいましたが、
本人が気づいて考えるしかありません。
上司は、そのサポートをするだけです。
1.状況の捉え方を聴く
2.フィードバックする
3.改善策を考えてもらうサポートをする。
今日は、1.状況の捉え方を聴く を解説します。
ミスが起こった時の状況を
部下に5W1Hで説明してもらいます。
ミスがなんで起こったのかを話しながら、
部下自身で整理させます。
そして、部下がミスが起きてしまった時の状況を
どう理解しているか聞きます。
この時重要なのは、
ひたすら口を挟まずに聴くことです。
もちろん、あいずちなどは構いませんが、
自分の見解を伝えることは決してせずに、
ひたすら聴くことです。
ここで部下は、自分が話す中で、
なんでミスが起きたのか
理解する場合もあります。
もし、上司と状況の捉え方が
違っているのであれば、
今度は、2.フィードバックします。
これは、次回のメルマガでお伝えします。
今日は、ミスがあったら、
まずひたすら部下に状況を話させて、
上司はだまって聴くということをお伝えしました。
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