STEP5 対策を立てる【ロジック】HOWツリーで「解決策の全体像」を描く

釜剛史

釜剛史

テーマ:AI時代の問題解決メソッド

「対策を出したのに、全体像がバラバラでまとまらない」
「現場では頑張っているが、経営層から見ると部分最適に見えてしまう」

こうした課題は、問題解決のプロセスでよく起こります。
ここで役立つのがHOWツリーです。

HOWツリーとは、対策を体系的に整理し、全体像を一枚で見える化するツールです。



HOWツリーとは?

HOWツリーは、「どうやって解決するのか?」を段階的に分解し、ツリー構造で表すものです。

例:「配送遅延を減らす」
・どうやって?
 1. 荷受け時間を見直す
 2. 配送ルートを最適化する
 3. 繁忙期の人員体制を強化する

さらに下位の具体策に展開していくことで、抜け漏れなく全体像を整理できます。

HOWツリーがもたらす3つの効果

1.抜け漏れを防ぐ
 → 対策をツリー化することで「やっていない部分」が一目で分かる。
2.優先順位を見える化する
 → 上位の目的に対して、どの施策がより効果的か比較しやすい。
3.実行計画に落とし込みやすい
 → 各HOWを「誰が・いつまでに・どうやって」に直結させられる。

ケース:カスタマーサポート改善

ある企業では「問い合わせ対応の遅さ」を解決するため、HOWツリーを作成しました。
・どうやって?
 1. FAQを整備する(顧客が自分で解決できる仕組み)
 2. オペレーター教育を強化する
 3. AIチャットボットを導入する

ツリー化してみると、これまで議論に上がっていなかった「自己解決の仕組みづくり」が抜けていることに気づき、施策に追加。

結果、問い合わせ数そのものが減り、対応スピードが大幅に改善しました。

まとめ:HOWツリーは「解決策の設計図」

  • HOWツリーは、対策の全体像を整理するロジックツール
  • 抜け漏れを防ぎ、優先順位を明確にできる
  • 実行計画への橋渡し役として機能する




AI時代の問題解決メソッド(33/50)

次回予告
STEP5 対策を立てる【応用】生成AIでアイデアを拡散させるコツ


人間の発想だけでは限界がある対策立案に、AIをどう組み合わせるかを解説します。
「アイデアは出るが深まりに欠ける」と感じる方は、ぜひご相談ください。


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釜剛史
専門家

釜剛史(イノベーションコンサルタント)

株式会社あくるひ

企業研修、コーチング、技術経営コンサルティングの三つのアプローチでイノベーションを実践的に支援。富士写真フイルムやトヨタ自動車での実体験を基に、「横から目線」でクライアントの愉快創造を活性化します。

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