STEP7 結果とプロセスを評価する【基本】目標達成と「あるべき姿」への貢献を測る

釜剛史

釜剛史

テーマ:AI時代の問題解決メソッド

改善活動の最後に見落とされがちなのが、「結果とプロセスの評価」です。
目標を達成できたかどうかを確認するだけでなく、活動全体が「あるべき姿」にどれだけ近づいたのかを測ることが重要です。



結果評価とプロセス評価の両輪

1. 結果評価
 「立てた目標が達成できたか」を定量的に測る。
 例:不良率を3%から1%に減らす、納期遅延を月20件から5件に減らす。

2. プロセス評価
 結果だけでなく「取り組み方そのもの」が改善されたかを確認する。
 例:チーム全員がデータを共有できたか、現場が自律的に改善を続けられる体制ができたか。

「あるべき姿」への貢献をどう測るか?

単なる目標達成だけでは、問題解決の本質を捉えきれません。
大切なのは、その取り組みが組織の「あるべき姿」にどれだけ近づけたかを測ることです。

  • 短期成果:目標の数値を達成したか
  • 中期的効果:再発防止につながる仕組みが整ったか
  • 長期的効果:「自律的に改善できる文化」に寄与したか

これらを振り返ることで、単発の成功ではなく持続的な成長につながります。

ケース:残業削減プロジェクト

ある部門で「残業時間を20%削減する」ことを目標に活動しました。

  • 結果評価:残業時間は目標通り20%削減
  • プロセス評価:進捗管理の仕組みが整い、チームで改善を話し合う文化が根付いた
  • あるべき姿:成果と働き方改革が両立する組織体制へ一歩近づいた

「削減目標を達成した」だけでなく、「継続的に改善する力がついた」という点が大きな成果でした。

まとめ:評価は“終わり”ではなく“次への橋渡し”

  • 結果評価とプロセス評価の両方を行う
  • 「あるべき姿」への貢献を意識して振り返る
  • 評価は活動の締めではなく、次の改善サイクルの出発点




AI時代の問題解決メソッド(41/50)

次回予告
STEP7 結果とプロセスを評価する【応用】AIによるKPIモニタリングと学習型評価


AIを活用して成果を定量化し、次の活動につなげる方法を解説します。
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釜剛史
専門家

釜剛史(イノベーションコンサルタント)

株式会社あくるひ

企業研修、コーチング、技術経営コンサルティングの三つのアプローチでイノベーションを実践的に支援。富士写真フイルムやトヨタ自動車での実体験を基に、「横から目線」でクライアントの愉快創造を活性化します。

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