STEP2 問題をブレイクダウンする【ロジック】WHEREツリーで「発生源の特定」を体系化する
前回の発散思考でアイデアを広げた後に必ず必要なのが、収束思考です。
せっかく出た数多くの案も、そのままでは絵に描いた餅になってしまいます。
収束思考とは、出てきた解決策を整理・評価し、やるべき順に並べて実行計画へ落とし込むプロセスです。
収束思考とは?
収束思考は、発散で出たアイデアを「選び」「組み合わせ」「磨き込む」段階です。
1.評価基準を設定する
例:効果の大きさ、根本原因へのインパクト、組織目標との一致度
2.やるべき順に並べる
「取り組みやすさ」ではなく「真因に最も効くかどうか」で優先順位を決める
3.全体の整合性を確認する
複数案を組み合わせたときに矛盾や重複がないかを整理する
実行計画の具体化
収束の後は、選ばれた解決策を実行計画に落とし込みます。
計画の具体化には、次の3つが欠かせません。
- 担当者の明確化:「誰がやるのか」
- 期限の明確化:「いつまでにやるのか」
- 成果の明確化:「何が達成されれば成功とみなすのか」
ここを決めないと、改善活動は「いい案が出ただけ」で終わってしまいます。
ケース:物流業での改善活動
ある物流企業では「配送遅延を減らす」というテーマで20以上のアイデアが出ました。
収束思考により「できるものから」ではなく「遅延の真因に最も効果があるものから」を基準に選びました。
- 荷受け時間の再設計(根本要因に効く施策 → 最優先)
- 配送ルートの最適化(次に効く施策)
- 繁忙期の臨時人員投入(一時的対応策 → 補完的に実施)
この「やるべき順」の整理により、限られたリソースを最も効果的に使え、遅延率は3か月で20%削減されました。
発散と収束のバランスがカギ
- 発散思考だけでは「夢物語」で終わる
- 収束思考だけでは「小さな改善」にとどまる
- 発散で広げ、収束でやるべき順に絞ることで、現実的かつ本質的な解決につながる
まとめ:収束は「やるべき順」で決める
- 収束思考は「真因に効く順」に優先順位をつける
- 実行計画は「誰が・いつまでに・何を達成するか」を明確にする
- 発散と収束の両輪が、改善を成果へとつなげる

AI時代の問題解決メソッド(32/50)
次回予告
STEP5 対策を立てる【ロジック】HOWツリーで「解決策の全体像」を描く
複数の対策を整理し、矛盾なく実行可能なプランにまとめる方法を解説します。
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