ダイヤモンドができるまでの加工過程をご紹介
ダイヤモンドのカラットの意味
ダイヤモンドの購入経験がない方も、「Carat(カラット)」という言葉は耳にしたことがあるかと思います。
しかし、この「Carat(カラット)」という言葉は、誤解されていることが多々あります。「Carat(カラット)」は、ダイヤモンドの重さを指す言葉で、大きさを表すわけではありません。
1カラット当たりは、0.200グラムを意味しています。つまり、Carat数が大きいダイヤモンドは、それだけ重さのあるダイヤモンドと言えます。
そして、ダイヤモンドの価値はCaratだけでは決まりません。ダイヤモンドには、Carat(カラット)以外にも3つの評価基準が定められています。通称4Cと呼ばれており、全世界共通のものです。その4Cの組み合わせにより、ダイヤモンドの価値が異なります。
具体的には、下記の3つの評価基準に分かれています。
(1)Color(カラー)=ダイヤモンドの色味
(2)Clarity(クラリティ)=ダイヤモンドの透明度
(3)Cut(カット)=カットの美しさ
Carat(カラット)も含め、4Cという評価基準に基づきダイヤモンドのグレードが確定します。
購入を検討されている方は、4Cを参考にしながら、予算や希望によってダイヤモンドを選ぶとよいでしょう。
価格への影響について
上で述べたように、ダイヤモンドの評価を決めるのは4Cという評価基準です。その4Cに基づき、Carat(カラット)単価を求めることができます。Carat(カラット)単価とは、1 Carat(カラット)当たりの価格を指しています。
「Aというダイヤモンドの指輪とBというダイヤモンドの指輪、どちらを購入すべき?」
「このダイヤモンドは高いの?それとも、お得なお買い物なの?」
など、ダイヤモンドの価格の妥当性を図ることができ、とても便利です。
<ダイヤモンド・カラット単価の算出方法>
例1:0.4 Carat(カラット)・300,000円のダイヤモンドの場合
300,000÷0.4=750,000円
例2:0.75 Carat(カラット)・500,000円のダイヤモンドの場合
500,000÷0.75=666,667円
上記の場合、例1のダイヤモンドのほうが例2より、カラット単価が高いことがわかります。総額は例2のほうが高いのですが、例1は例2よりも資産価値が高いと言えます。
このように希望するグレードのカラット単価を知っておくとよいでしょう。そのカラット単価を把握した上で、ダイヤモンドジュエリーの価格を比較すると、価格の妥当性がわかります。
カラット以外の3C(カラー、クラリティ、カット)が同じで重さが2倍の場合、価格も2倍かというとそうはなりません。2倍以上、3倍だったり4倍だったりしますのでご注意ください。