デイサービスに通えない今~自粛中の筋力低下を自宅で防ぐ 介護予防③
音楽健康指導士 馬場田です
2020年夏号 音健協通信様に掲載されています
先日の鶴見大学 歯学部 斎藤一郎教授
一般社団法人 日本音楽健康協会 戸塚圭介理事長
との鼎談【ていだん】の内容が掲載されました。
新しい生活様式における「うたと音楽」を考える
というテーマで、コロナ禍、エルダーシステムを活用し「三密」を回避しながらのレクの対応策などをお話しさせていただきました。
対応策の関連コラムはこちらから
コロナ禍、対面で声を出すようなレクが難しくなり、【画面を見て体操する】というコンテンツが重宝されました。利用者さんに、感覚を空けて同一方向で座っていただき、事前にプログラムで組んでおいた、専門家監修の体操や運動、音楽プログラムを行う事で、職員のレクの準備の時間が大幅に削減され、生産性の向上に繋がった事例や音楽健康セッションをはじめてから、「今日は○○を食べた」と思い出せるになるなど、単に【楽しい】【身体を動かす】以外の多くの効果が見られるようになりました。
また、昨年、エルダーシステムをほかの高齢者施設、保育園、障害者施設に持参し出張して行った事例もお話しさせて頂きました。鼎談の中で斎藤教授がおっしゃってた「口の機能が衰えると老化が早まる」健康寿命の延伸が求められている昨今、口腔機能をいかに状態よく保ち続けるかが重要で、口の周囲の筋肉が鍛えられれば咀嚼力も増し脳への刺激に繋がり、「うたと音楽」は認知症の予防、進行抑制などの記憶学習機能の向上も期待できる事がよく理解できました。
戸塚理事長のおっしゃった、カラオケボックスやカラオケを設置している場所も歌い方や場所の工夫が必要となり、ソーシャルディスタンスなどを踏まえた新しい歌い方の創作や新たな生活様式を踏まえた「うたと音楽」というキーワードがとても印象的でした。
一日もはやく皆様の笑顔が戻り、憂いなく活動出来る事を祈ってます。
素敵な記事にまとめて頂いた西岡様、ありがとうございました。