家族にやさしい自然素材を取り入れた住宅
私たちが健康で快適に過ごせる住まいには、適切な断熱性能と換気の確保、高い気密性の3つの条件が欠かせません。この3つがバランス良く組み合わされた設計により、最適な室内環境が実現し、さまざまな健康リスクを防ぐことができます。
私たちが住む家は、安らぎと健康的な生活の拠り所です。しかし、意外なことに住まいの環境が、私たちの健康に大きな影響を与えていることをご存知でしょうか。健康で快適に過ごせる住まいには、3つの重要な条件があります。
【条件❶ 適切な断熱性能】
住宅の断熱性能が不十分だと、外気温との温度差が室内で発生します。この温度差が原因で様々な問題が起こります。結露の発生によりカビが発生しやすくなったり、冬は室内ごとの温度差が大きくなるため、ヒートショックのリスクがあります。一方で夏は気温上昇に伴い、室内での熱中症の危険性も高まります。また、部屋ごとの温度ムラで生活環境が快適でなくなります。室内外の温度差を小さくするには、高い断熱性能が必要不可欠なのです。断熱性能の向上はエネルギー消費の削減にも効果的で、環境負荷の低減にもつながります。さらに、長期的な視点では建物の耐久性を高めることにも寄与します。
【条件❷ 換気の確保】
一方で、断熱性を高めすぎると今度は換気が不足し、室内の空気が汚れてしまいます。換気が不十分だと、シックハウス症候群の原因となる化学物質の室内濃縮が起こります。さらにカビや細菌が繁殖し、呼吸器系の疾患のリスクも高まります。加えて湿度が上がり、不快な空気環境になってしまいます。新鮮な空気の入れ替えと、適切な湿度コントロールのために、換気は欠かせません。
【条件❸ 高い気密性】
断熱と換気を両立させるには、建物の気密性能が重要になります。気密性が低いと、無駄に外気が室内に侵入します。その結果、冷暖房の効率が下がり、エネルギーロスにつながります。気密性が高ければ、コントロールされた換気で新鮮な空気を取り入れつつ、室内の空気を快適な状態に保つことができるのです。
このように健康的な住まいを実現するには、適切な断熱・換気・気密の3つの性能が備わっている必要があります。この3つの条件を満たす住まいが、「FPの家」なのです。高断熱・高気密の構造と、24時間計画換気システムにより、夏は過度の暑さを感じず、冬も体が冷えすぎることがありません。空気の質も適切に管理されているので、カビや有害な化学物質の心配もいりません。断熱と換気・気密がバランス良く組み合わされた設計が、最適な室内環境を生み出しているのです。
現代人の多くは、就業や家事育児などで一日の大半を室内で過ごします。心身ともに健やかでいるために、このような質の高い住環境で生活することが何より大切なのです。健康リスクのない「FPの家」は、そのための理想的な住まいと言えるでしょう。