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山下輝雄

無添加住宅・健康素材の家づくりのプロ

山下輝雄(やましたてるお) / 一級建築士

株式会社山下ホーム

コラム

コミュニケーションが生まれる家づくり

2019年12月3日

テーマ:家づくり

コラムカテゴリ:住宅・建物

子どもの成長やスマホ・SNSの普及は、家族同士のコミュニケーションに大きな影響を与えます。
家族や時代の変化を許容できる家づくりこそ、家族同士のコミュニケーションを生むカギとなります。

家庭内外の変化が家族の会話に与える影響

家の中でのコミュニケーションは、家族の存在や絆を確かめ合うために重要な意味を持つ一方、家庭内外の変化を受けやすいという特性があります。
例えば、子どもの成長とプライバシーの問題はその代表例でしょう。小さい頃は大人のいるリビングで多くの時間を過ごすものの、思春期を迎えるタイミングで個室を用意するか悩む家庭は多いはず。個室は子どものプライバシーを尊重できる一方、親子の会話が減る恐れや心の距離感について不安を覚えさせます。

加えて、スマホやSNSの普及も懸念材料になります。これらの普及により、同じ空間にいるにも関わらず、人々は各々の世界を楽しむようになりました。家庭においては、目の前の家族より指先の文字や動画に夢中になってしまうことも。これは子どもに限らず、大人も同様でしょう。
この他にも、家族のコミュニケーションに影響を与えるものは家庭内外のあらゆるところに存在するため、昨今の家づくりには、日頃から家族が自然と顔を合わせ、お互いの状態を確かめられる設計が一層求められています。

家族や時代の変化を許容できる家づくり

家族や時代の変化を許容できる家づくりこそ、家族間のコミュニケーションのカギとなります。

例えば、スマホやSNSの問題に対しては、プライバシーを考慮した上で、世界にシェアしたくなるスポットを家の中に設けることも一つの手段です。自慢のインテリアや親子で料理をする様子、予算が許すのであればホームパーティができるテラスやバルコニーの設置など、SNSでの見栄えだけでなく、家の中に家族で共通の話題となるスポットがあると、家族のコミュニケーションや絆に深みが生まれるでしょう。

また、屋内構造の工夫によって、家族の交流とプライバシーも両立が可能です。リビング階段や吹抜を利用して個室とリビングの気配をつないだり、オープンキッチンによるリビング・ダイニングの空間的な融合は、プライバシーに配慮しつつも、お互いの気配や様子を確かめる際の一助になるでしょう。
このような家づくりは住宅性能やメーカーのプラン設定に左右されることが多い一方、「FPの家」なら優れた住宅性能に加えて、自由度が非常に高い設計が特徴的で、棚一枚からの細かなオーダーに至るまで対応可能なため、コミュニケーション重視のプランニングにも可能性をもたせてくれます。

家づくりを検討する際は、家族や時代の移り変わりを想像しながら、プランニングを進めてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたプロ

山下輝雄

無添加住宅・健康素材の家づくりのプロ

山下輝雄(株式会社山下ホーム)

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