~素晴らしき不動産投資・第三章~
≪返済期間短縮型と返済額軽減型がある≫
ローンの返済中に元金の一部を前倒しで返済する繰り上げ返済。
元金を減らすだけではなく、その元金にかかるはずたった利息もなくなるので、総返済額を減らす効果があります。
繰り上げ返済には2種類のパターンがあります。
①返済期間短縮型・・・毎月の返済額は変えずに、当初よりも早く完済してしまう方法。
②返済軽減型・・・返済期間はそのままで毎月の返済額を減らす方法。
繰り上げ返済は早い時期に実行すればするほど減らせる利息の金額が多くお得です。
(銀行は嫌がりますけど・・・但し、繰り上げ手数料が若干かかります)
≪金額とタイミングは今後の家計の状況も考えて≫
繰り上げ返済は確かにお得です。
だからと言って、貯蓄をすべて繰り上げ返済に使ってしまうと、リフォームや子供の入学、車の買い替えなど、まとまった出費がある時に資金に困ってしまいます。
どのタイミングでいくらを返済するか、返済期間を短くするのか、毎月返済額を減らしたほうが良いのかをよく考えましょう。
繰り上げ返済は計画的に、今後の家計の状況を考えて決めて行きましょう。
≪金融機関によって手数料が違う≫
繰り上げ返済の条件は金融機関やローン商品によって違います。
フラット35は1回につき100万円以上の元金返済が条件となっております。(銀行の住宅ローンなどでは、1万円以上から受け付けてくれるところもあります)
手数料も無料のところもあれば、数万円~十数万円かかるところもあります。
返済期間短縮型なのか、返済額軽減型かによっても違ってきます。
ちなみに、2、3、5、10年固定金利選択型ではそれぞれの年数が過ぎないと繰り上げ返済は出来ないそうです。
繰り上げ返済をするつもりなら、これらの点についても確認することが重要です。
返済計画中では30年なら30年で返済するつもりでも、住宅の経年劣化でのリフォーム代がかかってくるので、ある程度余裕のもった返済計画が望ましいでしょう。
※ボイラー修理、交換時期は新築から約10年でやってきます。
※外壁のペイントと工事や屋根の塗装。
※瓦の締め直しや、葺き替え。
※雨どいの補修。
※水周りの補修費等。