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知らずに後悔はもったいない!家づくりの基本的な考え方

廣瀬貴志

廣瀬貴志

テーマ:家づくり相談

これから家づくりを始められるという方は、「自分の理想を叶える楽しみ」と「限られた時間の中で決めることの不安」でないまぜになっているのではないでしょうか。

家は多くの方にとって一生に一回の買い物ですので、ワクワクとドキドキがあって大変刺激的です。

社会人として自立し、家庭をもち、自分たちの城を構える。

しかも、その城は、自分たちがこれまでに夢見ていた、「こんな家に住みたいな」を叶えられるということで、自分たちのペースで、自分たちの好きに、自分たちの力で、家づくりを進めていきたいという気持ちは大変良くわかります。

しかし、これだけは断言できます。

家づくりをされる80%以上が、「家づくりに必要な知識」を持たないまま、
Instagramで情報収集をしたり、アットホームで土地を探したり、ハウスメーカーの見学会に行ったりしています。

そしてそのうち多くの方が、家を建てた後に、何かしらの後悔をしているのです。

「家づくりに必要な知識」とは


ここでいくつかの質問をします。
考え込まず、1問5秒で「はい」か「いいえ」を判断してみてください。

□今の住まいについて、5つ以上不満なことがある
□家を建てた友達や知り合いに、建てる時の話を聞いたことがある
□ネットやSNSなどで、間取りや図面をよくみる
□リビングや寝室など、どれほどの広さが必要か分かる
□どんな家に住みたいか、具体的にイメージできている
□住宅予算を自分なりに決めている
□子どもの教育費がいくらかかるか、調べたことがある
□家計簿をつけるなど、家計の収支を毎月管理している
□退職金がいくらもらえるか知っている
□物価の動きなど、経済について日頃から興味がある
□家を建てるときにかかる「諸費用」を知っている
□家のメンテナンスについて調べたことがある
□水回り設備(トイレやキッチンなど)について耐用年数を知っている
□〇坪・〇㎡といわれたとき、広さをイメージできる
□「性能がいい家」とは何がどのようにいいのか分かる
□在来工法・2×4工法の違いが分かる
□5・10・15年後…家族がどんな風に家で過ごしているかイメージできる
□実家を将来どうするか、両親や兄弟姉妹と話したことがある
□老後はどうしたいか、家族で話したことがある

「はい」が10個以上つけられない場合は、残念ながら、準備不足かもしれません。

当然、この質問以外にも、家づくりを進める際に知っておきたいことは数多くあります。

知識不足によって起きた後悔


知識不足によって、家が完成した後に後悔をされた方は数多くおられます。

この記事を読んでおられる方を驚かせたいわけではありませんが、理想をもって家づくりを進められる方にはぜひ知っておいていただきたいので、いくつか例をご紹介します。

家が暗かった


よくある後悔としては、引き渡しの際に、家が暗いと感じることが挙げられます。

こういった後悔は、先に「採光」や「照明計画」といったキーワードが頭にあれば、防げたことでしょう。

ちなみに、家の明るさは、光源として、自然光を取り入れる開口部と人工照明に加えて、
室内の壁や家具、家電製品などの色合い、
あとは、見た人の感じ方で決まります。

開口部に関しては、方角や隣家との兼ね合いもあるので、それだけでも考えることが大変多いことがわかるのではないでしょうか。

冬の到来とすきま風


引き渡し時の季節によってはすぐに気付けない問題があります。

代表的なのは、冬になり、足元に冷たいすきま風が入り込んで来るという問題。

昔よりは、施主が自らネットや友人からの情報をもとに、情報を集めることが容易になっているとは思いますが、「気密」やそれを測定する「気密測定」まで知っている人はかなり少ないです。

いくら断熱性能を高めても、家にすきまがあれば、風が吹き込むことは当然です。

すきまのある家をつくるようなビルダーなんて無いでしょうと思われるかもしれませんが、
逆にすきまのまったくない家をつくることは不可能です。

有名な大手のハウスメーカーでも、100m²の延床面積の家に、合わせて150cm²(だいたいはがきくらいのサイズ)のすきまのある家をつくっています。

ビルダーの中には、「推定C値0.5」(C値は気密性能を表す数値)のように伝えられる会社もありますが、推定というのは、過去の参考値ということです。家は一軒一軒職人さんが作られるので、必ずすべての家が参考値を担保できているかは、測定しないとわかりません。

リビングが狭い


見せてもらった図面上では十分なリビングの広さだと思ったのに、
実際に暮らしてみると思ったより狭いように感じるといった声は少なくありません。

また、家具を置いたらリビングが狭くなった方もいらっしゃいます。

ダイニングテーブルやソファ、テレビなどリビングは多くの家具や家電が置かれる場所ですので、リビングをできるだけ開放的に、広くとりたい方は図面上の広さだけでなく、どのような家具や家電を置くか、配置後の状況も考慮しておくことが必要です。

家づくりの基盤をつくる


失敗談からもわかるように、家づくりは一般の方には難しすぎると思います。

冒頭でも述べましたが、家づくりはワクワクとドキドキのある、大変魅力的な活動です。

最終的には、理想の家が欲しくて実施するものですが、その過程を楽しみたいという気持ちは大変良くわかります。

家づくりの相談所である私達からしても、その楽しさは奪いたくありません。

しかし、後悔はしてほしくない。


だから、家づくりのプランニングはしっかりと行い、基盤を作ってから、
情報収集や体験を行ってほしいのです。

じゅうmadoプランニングシート


ハイズ家づくり相談所は非営利団体である、一般社団法人の住宅相談窓口「じゅうmado」と連携しています。

その「じゅうmado」では、家づくりの失敗確率を限りなく下げるために、「じゅうmadoプランニングシート」というものをご提供しています。

少し手間だと感じるかもしれませんが、書き方はじゅうmadoスタッフが懇切丁寧にお伝えしますし、先に作っておけば、自分たちの考えをぶらさず、家づくりにおいて必ず押さえておきたいポイントはしっかりと網羅することができます。

ハイズ(hi-s)は、豊富な情報と地域密着の姿勢で、失敗しない住まいづくりを実現する強力なパートナーです。
住まいに関する悩みや不安を解消し、理想の家を手に入れるために、ぜひハイズのサポートをご活用ください。

土地探しから家づくりまでワンストップで叶える"ハイズ不動産"

家のことまるっとご相談いただけます”ハイズ家づくり相談所”

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廣瀬貴志
専門家

廣瀬貴志

住まいづくりの相談窓口「hi-s」(ハイズ)/ヤマイチ株式会社

無料の住まいづくり相談窓口を運営し、家を建てようとする消費者に工務店や不動産業者の選び方などポイントをアドバイス。老舗建材商社の取引ネットワークを生かし、第三者の客観的な視点から的確な情報を伝える。

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