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廣瀬貴志

失敗しない不動産・建築業者選びのプロ

廣瀬貴志(ひろせたかし)

住まいづくりの相談窓口「hi-s」(ハイズ)/ヤマイチ株式会社

コラム

『住宅完成保証制度』は必要?

2021年4月24日

テーマ:家づくり相談

コラムカテゴリ:住宅・建物



みなさんは住宅の完成保証制度を知っておられますか?
これから新築住宅購入を検討される方はぜひこの完成保証制度を知っておいてください。
今まではなんとなく見過ごされてきた完成保証制度ですが、今から新築住宅を購入検討される方は知っておくことで、リスクを回避することができるかもしれません

◆住宅の完成保証制度とは
住宅を新築するにあたり、住宅会社がコロナの影響によって万が一倒産なんてことも無きにしも非ず。
実際、色んな業種でコロナ倒産が発生していますよね。
一方で、そうならない様にと、政府から各種補助金対策も打ち出されております。
でも新築を依頼した住宅会社が倒産したら、‟支払ったお金は当然返ってくるんでしょ”なんて思っていたら大間違い!
先に支払った工事費はお客様に返還されないのが一般的。
返せる財務状態ではないから、倒産なのです。
そこで、そんな不測の事態に備える制度が住宅完成保証制度です。

◆住宅会社によっては使えない
完成保証制度はすべての住宅会社さんが使えるとは限りません。
申込みするには、その住宅会社がその完成保証制度に加入していないと申し込みができないのです。
完成保証制度加入の有無を質問すると、住宅会社は少なからずドキッとするはず。
中には、完成保証制度の事を知らない会社もあったり、自社には必要のない制度だと言われることもあります。
必要以上に敬遠される会社もあったりするのですが、なぜでしょう

◆完成保証は安心の指標とも言える制度
実はこの完成保証制度は住宅会社の決算内容が良くないと加入することが出来ません。
逆に言えば、加入しているとなれば、財務内容も問題なく心配しなくて良いという事が言えます。
どういうことかと申しますと、この完成保証制度は住宅の保険法人である保証会社で、事前に3期分の決算内容を審査されます。
しかも、この審査は完成保証制度の新規事業者登録した時のみならず、制度利用期間中、毎年定期的な審査が必要になり、住宅会社は完成保証制度と聞けばドキッとするはずと書いた意味がそれです。
だからこそ完成保証制度を利用できる住宅会社は一つの安心の指標を持っているとも言えます。

◆これからの時代に合った制度
コロナ禍で住宅業界も打撃を受けているのは間違いないですが、資材の不足や高騰によりまだまだ厳しい環境にあります。
これから新築住宅の需要が少なくなるといわれ、競争も激しくなってくる中、購入する側からはなかなかわからない住宅会社の懐事情ですが、この完成保証制度を利用できるということは、会社の財務状況が悪くないという安心感と、建設中に万が一があった場合の安心が手に入るということにもなりますよね。
営業マンとの信頼があっても、会社の財務状況とは別物です!
住宅会社にとっての一つの信頼や安心の指標として考えても良い制度だと思います。

この記事を書いたプロ

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