美容外科学会に参加してきました
医師になって直ぐに美容医療に就くことを指して直美(ちょくび)と言います。俗称ですけどね。
社会的にはブームのように捉えられている部分もあるようですが、この問題の根はかなり深く幅広いものだろうと個人的に思っています。それは個人の価値観から医療システム、果ては政治まで多岐に渡るため一朝一夕に解決するものではないと思います。
なので、ここではそこは掘り下げませんが、私が思う覚えておくべきことを挙げたいと思います。
まず医療を提供する側として、もし「簡単で楽に儲かるから」と思って美容医療業界に直行するのであれば、それは大きな勘違いです。そもそも「楽に儲かる」仕事など世の中にはないと思います。どんな仕事でも「ちゃんと」やっていれば必ずシンドイこと・大変なことを経験します。
次に医療を受ける側としては、医師の肩書きではなく経歴を見ておくことが大切だと思います。
別に有名大学を出たとか多数の医療機関で院長を歴任したとか、そういうことではなく、医師になって何年くらいしてから美容医療に就いたのかという点を無視しない方が良いと思います。つまり、ある程度でも臨床経験を積んだのか否かを見るということです。
それはなぜか?というと、前述したように臨床をやる以上必ずシンドイ・大変な場面に遭遇することがあります。
その時に臨床経験の有無が問われることになると思うからです。
言い換えるなら、免疫があるか無いかの岐路に立たされることがあるからです。



