Mybestpro Members

木村哲治プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

(再掲)下眼瞼の脱脂は安易にすべきでないと思う件

木村哲治

木村哲治

テーマ:PRPF(多血小板血漿治療)

目の下のクマやたるみの治療として下瞼の内側を切開する「経結膜式脱脂術」が行われることがありますが、これもどんな人にでも適しているわけではありません。SNSでも同治療の広告を見かけることが非常に増えましたが、正直言ってこの風潮はあまり好ましいとは思えません。

個人的な印象ですが、若い世代の女性で眼窩脂肪の突出自体は比較的軽微で、どちらかというとたるみというよりクマっぽく見えるタイプの人の場合は安易にこの手術を受けない方がよいと思います。

というのは、目の下が貧弱になることで術後にかえってクマが目立つようになることがあるためです。そしてもうひとつ非常に重要なのは、術後数ヶ月すると上瞼が凹んでくることがあるという点です。こうなるとより疲れた印象の目元になりますし、人によっては元々の二重が乱れて三重になったりします。

じつは近年こうした患者さんが徐々に増えているように感じるのです。
上下眼瞼ともにPRPF治療で改善させることができるのですが、前回の脱脂手術から充分に時間が経過していることが前提であり、慎重に治療計画を立てる必要があります。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

木村哲治
専門家

木村哲治(外科医)

カメイクリニック富山院

患者さんご自身の血小板と線維芽細胞成長因子を用いたPRPF治療は適応範囲も広く且つ自然な仕上がりとなるため積極的に行なっています。https://www.prpf.jp

木村哲治プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

木村哲治プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼