8月28日放送の「あさいち(NHK)」ご覧になりましたか?
それは炎症性(後)色素沈着です。
代表例としては茶色く残ったニキビの跡や怪我・熱傷の跡、皮膚炎の跡などがそうです。
レーザーで一旦除去しても環状の色素沈着が残ったり、また振り出しに戻ったり、かえって濃く残ったり・・・いずれにせよスッキリしないのです。
その明確な理由は未だ分かりませんが、過去の臨床経験から得た個人的見解がタイトルに示した如くなのです。
そのため実際に治療する場合はいきなりレーザーをするよりもまずトレチノイン・ハイドロキノンなどの塗り薬やピーリング・ビタミンCイオン導入などから始めるようにしています。また症例によっては肝斑と同様にトラネキサム酸の内服を併用することもあります。
勿論、レーザーを併用する場合もありますが、多少時間はかかっても前述のような治療だけで結果的に綺麗になることが珍しくありません。
1番大事なことは「レーザーすること」ではなくて「きれいに治ること」だと思いますので、焦らずご理解くださいね。