8月28日放送の「あさいち(NHK)」ご覧になりましたか?
以前にも何回か書いて来ましたが一部改変して再掲いたします。
これらのシミもルビーレーザーや炭酸ガスレーザーなどで取ることができますが、顔の場合と比べて次のような特徴があります。
①痂皮が付着している日数が長い
顔の場合が平均1週間〜10日とするとその約2倍だと思ってください。
②レーザー後の色素沈着が出やすい
皮膚の質自体が顔と違うという根本的な問題もありますが、加えて家事など外的刺激を受ける機会が多いこと、日焼け止めを塗る習慣がないことなどが影響していると思います。また色素沈着が消失するまでの期間も顔に比べて長い傾向があります。
③炭酸ガスレーザーで治療する場合の方が多い
これは臨床経験からの完全な個人的見解なのですが、炭酸ガスレーザーを使用した場合の方が色素沈着が出にくような印象を持っています。それに僅かながら微妙に盛り上がっているものや色が薄めのタイプのシミが珍しくないので、これらにはルビーレーザーだと反応が今イチなためです。
④麻酔は必須
1個だけなら氷冷して取っても構いませんが、数個以上ある場合は麻酔のテープを貼ったり局部麻酔の注射が必要です。テープは貼ってすぐには効きませんので最低30分は待機が必要です。
上記のような特徴はあるものの、手甲や腕のシミは必要以上に年齢を感じさせますので、全てとは言わないまでもある程度は除去しておかれた方が良いかと思います。