PRPF後の経過
いわゆる「成長因子を加えたPRP治療」には賛否があります。多分これはずっとそうだと思います。
賛成意見ばかりとか反対意見ばかりという方が不自然なので、個人的には賛否があること自体は最も健全だと思っていますが、この治療に関して言えば賛否が分かれる1番の元は「合併症の懸念」だと思います。さらにその大元は「それぞれの医師が独自の方法で行っていること」つまり「バラバラな現状」にあると思います。
医療である以上は合併症の懸念はゼロにはなりませんが、その可能性を下げる工夫は常に探求されるべきだと思います。そうして辿り着いたのがPRPF療法なわけです。PRPF療法には安全に行うために守るべき条件がいくつもあります。これこそが最大のポイントなのです。
学会だけに限らず表に出てこないクリニックや医師が少なくないので私たちですら実態を正確に把握することができないのが現状です。
であるからこそ、正しい治療すなわちPRPF療法を皆さんにちゃんと知っていただくことがとても大切だということを改めて痛感した2日間でした。