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木村哲治プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

(再掲)術後の腫れに関して最もよくあるパターン

木村哲治

木村哲治

テーマ:PRPF(多血小板血漿治療)

術後の皮下出血(内出血)は青系〜紫色っぽいとは限りません。皮下の浅めに内出血が出た場合は表面上の色が目立ちやすいのですが、皮下の深い所に出た場合は色が透けて見えないので単なる腫れとして認識されます。数日経過してようやくやや黄色がかった紫色が表面に出てくることもありますが終始腫れだけのこともあります。

術後に腫れてくると非常に不安になるものです。特に内出血の色がはっきりしないと、「ボリュームが出過ぎてきた?」と思ってしまいます。

術前にこの治療に関して詳しくお話しているのが良いの悪いのか、こういう場合は不思議と悪い方の話ばかり思い出すものです。

大丈夫です。

この腫れは大体1週間目を境にして徐々に引き始めてトータルで2週間経過すると概ね引いてきます。勿論個人差があるので多少前後しますが、いずれにせよ延々と残ることはありません。

繰り返します。

腫れの正体は深い部分に出た内出血です。

そもそも、そんなに早く組織は再生しません。もっと時間が必要です。

それにしても人間というのは勝手なもので、宝くじを買った時はみんな当たった時のことばかり考えて、買った分全部はずれて使ったお金がパーになる方へは考えないんですよね。そっちの方が確率が高いというのにね。

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木村哲治
専門家

木村哲治(外科医)

カメイクリニック富山院

患者さんご自身の血小板と線維芽細胞成長因子を用いたPRPF治療は適応範囲も広く且つ自然な仕上がりとなるため積極的に行なっています。https://www.prpf.jp

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