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情報リテラシーを考える②

木村哲治

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テーマ:その他

例えば次の3つの「単なる」事実があるとします。

1:私は毎朝A社のヨーグルトを食べる。
2:ある朝いつもとは違いB社のヨーグルトを食べた。
3:私は元来の頭痛持ちで天気が悪いとほぼ必ず頭痛がする。

で、次のような文章にしてみます。

「私は以前から毎朝A社のヨーグルトを食べているが、先日たまたま切らしていたのでB社のものを購入して食べた。するとその後しばらくして頭痛がし始め昼前にはかなり酷い頭痛となったため、その日は何度も鎮痛薬を飲んで何とか乗り切った。翌朝はA社のヨーグルトに戻したところ頭痛はおきなかった。」

どうです?

私が頭痛持ちだということやその日の天気などには触れていませんし、B社のヨーグルトが犯人だと断定もしていませんが、この書き方だとB社のヨーグルトが頭痛の原因だと思ってしまいませんか?

別に嘘を書いていなくても書き方次第で印象は大きく変わります。先の文章も落ち着いてよく読めば、「ただそういう日があった」というだけの話なのがわかります。

ね?
そういうことです。
何か情報に触れたら、一旦冷静に見てみましょう。

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木村哲治
専門家

木村哲治(外科医)

カメイクリニック富山院

患者さんご自身の血小板と線維芽細胞成長因子を用いたPRPF治療は適応範囲も広く且つ自然な仕上がりとなるため積極的に行なっています。https://www.prpf.jp

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