たるみ治療における盲点
とは言うものの、別に臨床試験をしたわけではないので学術的な根拠はありません。あくまで経験を通じた個人的見解ですので、そこはご了承ください。
個別に行動を挙げるとキリがないし、人によりそのやり方も違うので、「避けた方がよい」大原則だけを挙げます。
1つめは「余計な刺激を加えること」です。これは炎症を助長させる可能性があるからです。炎症が増せばより内出血しやすくなりますし腫れも目立ちます。そして強い炎症が加われば結果的にそこにしこりができてしまう可能性も否定できません。
もう1つは「再生の足を引っ張りそうなこと」です。つまり再生のブレーキになりそうなことです。この代表は喫煙でしょう。以前にも書きましたが喫煙は末梢血管を収縮させるため血の巡りを悪くします。良好な組織再生には良好な血液循環が不可欠であることは明白なので、その妨げになるようなことは避けるべきだと思います。
ブレーキになりそうなことのもう1つはステロイドの使用です。ただし持病のために使用しておられる人は例外です。PRPFをしたからといって自己判断で持病のケアをほったらかしにしては絶対にダメです。本当に必要でもないのにとりあえずステロイドを塗っておく、みたいなことは避けてください、ということです。