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木村哲治プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

ボリュームが出過ぎた?を考察する

木村哲治

木村哲治

テーマ:PRPF(多血小板血漿治療)

これも私の実際の経験を通じて書きます。

結論から言います。
術後にボリュームが出過ぎるということはありません。

心配になる人は術後1週間くらいまでのことが多いような印象があります。

人体の組織ですよ?そんなに早く再生しませんって。2週間待ってみてください。落ち着いてきます。

じゃあそれは何だったのか?
腫れです。むくみと言ってもいいでしょう。

じつは患部の状態によって注入の仕方を変えています。すべてワンパターンではなく個人差に応じて施術しているわけです。当然のことだと思いますが。

普通に注射する時もあればカニューレと呼ばれる先端が尖っていない針で注入することもあります。私はいわゆるゴルゴ線や法令線に対してよくこの注入の仕方をします。この場合は皮下にスペースを作って注入することが多いので、術後のむくみはやや広めに出るかもしれません。

あと、「あれ?ここだけふくらんでる?」というふうに見えることがありますが、引きやすい場所から順にむくみが引いてきているだけなので心配ありません。

いやぁ、しかし難しいですよね。何がって?話のさじ加減です。
再生治療である以上その再生度合いが過ぎる可能性はゼロではありませんし、この治療においてはお話ししておくべき大事な点だとは思います。

はい、思います。
ええ、思うんですが・・・

可能性の低いものも含めてしっかり説明すると、人によってはただ不安を与えるだけになる時もあるなぁと思うのです。まぁこう言うと何ですが、飛行機のチケット買う時に「最悪、墜落するかもしれません」なんて言いますかね?航空関係の方、変な例えに使ってごめんなさい。私の言いたいことが伝わればいいな。。。

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木村哲治
専門家

木村哲治(外科医)

カメイクリニック富山院

患者さんご自身の血小板と線維芽細胞成長因子を用いたPRPF治療は適応範囲も広く且つ自然な仕上がりとなるため積極的に行なっています。https://www.prpf.jp

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