保険診療と自由診療
例えば頭痛や歯痛に「◯時間効く」と言われている鎮痛薬を飲んだとします。鎮痛効果というのは効果のピークを境に徐々に切れてくるもので、◯時間後に突然切れるわけではありませんよね。
この徐々に切れてくる間のどの時点でまた痛みを感じ始めるかは人によってまちまちです。敏感に痛みを察知する人もおられる一方、結構ギリギリまで粘れる人もおられるでしょう。
お分かりいただけましたか?
効果がほぼなくなるまでが◯時間だとしても、実際はそれよりも早い段階で気になってくることが少なくないということです。つまり、一般的に「効果の持続期間」とよく言われますが、それはイコール「気にならない期間」という意味ではないということなのです。少なくとも私はそう思います。
美容医療の中には当てはまる物がたくさんあると思います。これは詭弁でもインチキでもなく現実だと思っているので、いつもそのように正直にお話しています。