本来の目的を見失うなかれ

2020年8月14日

テーマ：その他

コラムカテゴリ：医療・病院

コラムも長く続けているので似たようなことを書いたことがあると思うのですが・・・

例えば何らかのお肌に関する悩みがあるとします。
で、自分で色々と調べた結果、希望に合致した治療を見つけたとします。

しかし実際にクリニックを受診すると他の治療を勧められてしまう。
もちろん、その根拠の説明も受けてはいます。

そんなこんなで何カ所かクリニックを変えても結果はいつも同じ。
仕方がないのでまた別のクリニックを・・・

どう思われますか？これ。

本来の目的はその悩みの改善なはずです。ところが単に自分の都合に合わせてくれるところを探すだけの作業になっていることにお気付きになりましたか？

その治療が本当に患者さんに合っているのか？医学的に正しいのか？といった専門的な見解なんてものはどうでもよくて、ただリクエストした治療をしてくれるところを探してるだけ。

これが正解なら診察は不要ということになりますよね？
だって診てちゃんと考えて治療方針を決定する必要がないのですから。

「レーザーしたい」→「はい、レーザー」
「注射打ちたい」→「はい、注射〜」etc

こんなんでいいわけないと思います。
皆さんもこのループにはまり込まないように気をつけていてくださいね。