コラム
大事なことを見落としてはいませんか?
2019年7月10日
「どんな治療法がいいのか?」
対象が何であれ治療法の選択が重要なのは誰でも分かります。
それは事実です。
でもそれと同じくらい重要なことなのに多くの人が気付かないことがあります。
それは「元々がどの程度なのか?」とうことです。
これは自分では分かりにくいことなので気付かなくても当然といえば当然ですが、極めて重要なポイントであることには変わりありません。
ドラッグストアに行って「どの風邪薬がよく効くのか?」と探します。でもそれが意味をなすには「その程度の風邪」であることが前提だと思います。
美容医療を例にとると、刺青や傷跡の治療を考える時にどうやったら早く綺麗に消えるか?と一生懸命に考えます。でも刺青なら顔料が深くまでしっかり入っている方が大変ですし、傷跡も元々のダメージが大きかったものつまり治りが遅かったものほど手強いわけです。
人により最善は違うということです。
それは医師が無理に押し付けるものではありませんが、自分だけで決められるものでもありません。
こうしたことは医療全般に言えることだと思います。
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