コラム
保険診療と自由診療
2017年11月29日 公開 / 2018年6月8日更新
よく「美容目的の治療には保険が適応されない」と言われます。
医師、患者さん双方から見ても明らかなケースは何の問題もありませんが、どう判断すべきか非常に微妙なケースも多々存在します。
どんな治療を行なうにせよ、誰だってできるだけ綺麗に治りたいし、ついでにより格好よくなるなら尚ありがたいわけで。そういう主観的というか感覚的なリクエストが加味された場合は誰がどう解釈するのが正解なのでしょう?
そこで、「保険が効くのか効かないのか」というより「保険を効かせるのか効かせないのか」という観点で考えると、保険診療と自由診療の違いが分かりやすいと思うのです。
まず、保険診療には厳格なルールが決められています。そのルールに従った治療を行なう場合にのみ保険を適応しますよということです。これは国が決めたルールですので医療機関や医師でどうこうできるものではありません。
対して自由診療はその名のとおり自由です。より良い選択肢があればそれを治療に取り入れることが可能です。前述したようなリクエストがあっても構いません。
非常に簡単にですが両者の根本的な違いをお分かりいただけたでしょうか?
勿論違いはこれだけではありませんし、単純にどちらが良い悪いということでは決してありません。それぞれに長所短所があると思いますので、そこは誤解のないようお願いいたします。
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