咬筋へのボトックス
「ボトックスを注射すると表情が不自然になるので怖い、、、」
じつはこれ、半分は正解で半分は不正解なのです。
ボトックスは眉間のしわやおでこの横じわ、目尻のしわなどに代表される、
いわゆる「表情じわ」によく効きます。
ボトックスを注射した部分の筋肉の動きが制限されることで、しわが目立たなくなるわけです。
言い換えれば、もし何の制限も感じなければ効いていないということです。
いかに見た目の不自然感なく気になるしわを改善させるか。
まさにそのさじ加減が、ボトックスを扱う医師の技量と言えます。
単純に「ボトックス注射=不自然になる」ということではないのです。
そこで、特にボトックス注射を初めて受けられる方の場合は、一度に複数箇所の注射はせずに先ず最も気になる箇所の注射をして、その効き具合と全体のバランスを確認してから施注箇所を増やすのが安全だと私は思います。