マイナス金利ってなんなの?
格安スマホで家計を節約
昔、預貯金の利息で生活できてしまう時代があったのをご存知でしょうか。バブル(1990年前後)といわれた頃の時代です。当時の定期預金金利が6%を超え、普通預金金利が2%を超えていました。これが投資信託などではなく預貯金の金利だから驚きです。現在はマイナス金利政策の影響もあり、10月現在で都市銀行やゆうちょ銀行の定期預金金利は0.01%です。バブルの頃に1億円を定期預金に預けると利息で年間600万円(税引き前)もらえますが、現在だと年間1万円(税引き前)しかもらえません。このような低金利の時代にお金を増やすのは簡単ではありません。しかしお金を増やせなくても、支出は減らせるのではないでしょうか。もし月々1万円の支出を節約することが出来れば、年間で12万円になります。これは現在の定期預金12億円分の利息相当額になります。
そこで今回は、とても効果的で簡単にできる家計の節約術「格安スマホ」についてご紹介します。多くの方は携帯電話を大手通信会社で契約されていますが、これを格安スマホ(格安SIMとも呼ばれている)に乗り換えます。格安スマホの通信・通話料は平均2,000円くらいなので、大手通信会社から乗り換えると4分の1くらいになったりします。夫婦で月々1万円の節約も可能かもしれませんね。また最近の格安スマホは対応するスマホ端末の範囲が広がっていますし、通常30秒10円~20円の通話料金がかかりますが、通話定額プランも充実していますので、非常に使いやすくなっています。
そもそも格安スマホとは、格安スマホ事業者がNTTドコモなどから回線を借りてデータ通信や音声通信を低料金で提供するサービスです。お客様は電話番号などの情報が登録されたSIMカードを格安スマホ事業者から受け取り、スマホに差し込んで使います。現在使用している電話番号や携帯端末を引き継ぐことができたりするので、乗り換えのハードルが下がってきています。さらに、これまではインターネット上での手続きが中心だった契約を、店頭で説明を受けながらできるケースが増えてきました。富山県でも家電量販店やイオン、ゲオなどの店頭で申し込み手続きができますので、ネットが苦手な方も安心して申込みができます。
格安スマホで注意したいのは1年間の最低利用期間を定める事業者がある点です。通話サービスの利用者は、契約から一定期間内に解約すると手数料を取られることがあります。料金の支払いも注意が必要です。クレジットカードでの支払いが原則で、銀行口座から引き落とせる事業者は限られています。
また大手通信会社から乗り換えるときに、解約手数料などがかかる場合があるので注意が必要で、2つの2年縛りと呼ばれるものがあります。1つ目の縛りは、契約から2年経過した翌月に解約するなら解約手数料はかかりませんが、それ以外の月で解約すると解約手数料約1万円が発生するというものです。つまり24カ月に1度しか無料で解約できる月がありません。2つ目の縛りは、機種代金を割引してくるサービスです。これは2年間機種代金を毎月数千円ずつ割引してくれるのですが、解約などをした場合その時点でサービスが終了します。もし1年で解約した場合、残り1年分の割引が受けられなくなります。
通信料金だけでなく、アフターフォローなども考えて、自分に合った事業者を選びましょう。