ふるさと納税
確定拠出年金(DC)で老後の資産づくり
最近のマイナス金利で公的年金の資産運用が難しくなり「老後の公的年金額が減るかもしれない」と言われています。このような時代に老後の生活を心配されている方は多いのではないでしょうか。そこで老後のお金を貯めるのにとてもメリットのある「確定拠出年金(DC)」はご存知でしょうか?これは個人が掛金を支払い、老後資金を貯める私的年金にあたります。基礎年金(国民年金)と厚生年金をそれぞれ年金の1、2階部分とすると、確定拠出年金は3階部分になります。
2016年5月に確定拠出年金法(DC法)の改正案が成立し、多くの方にメリットがあります。今まで確定拠出年金に加入できる方は「自営業者等」「企業年金のない会社員」のみが対象でしたが、来年からは「公務員等」「企業年金のある方」「専業主婦」も対象になり、平たくいえば「現役世代は誰でも利用可」になりました。
この確定拠出年金で老後のお金を有利に貯めることができます。これは他の金融商品と比べても、これ程大きいものはありません。例えば個人年金保険の場合は、掛金の所得控除に年4万円の上限があります。確定拠出年金には上限がなく掛金の全額が控除されます。少額投資非課税制度(NISA)や財形年金貯蓄で非課税なのは運用益だけで、掛金の所得控除などはありません。ただし確定拠出年金には注意点もあるのでよく考えて加入しましょう。
申し込み手続きは銀行や証券会社、保険会社などの金融機関で行います。
メリット
①掛金が全額所得控除
支払った掛金は毎年全額控除され、所得税と住民税を節税することができます。
②運用益が非課税
金融商品の運用益には通常、所得税15%、住民税の5%の計20%の税金がかかりますが、確定拠出年金の運用益には税金がかかりません。
③満期金が非課税
一時金で受け取る場合は、退職所得控除が受けられ、掛金の期間が20年あれば800万円まで税金がかかりません。また年金として受け取る場合は、公的年金等控除が受けられ、65歳未満からの受け取りで年額70万円まで税金がかかりません。
注意点
①自己責任で資産運用
自分で投資商品を選ばなくてはいけません。選ぶ投資商品の運用成績で将来受け取る額が変動します。商品の種類を大きく分けると「投資信託」「預金」「保険」です。この中で投資信託は、元本が保証されていないので注意が必要です。
②原則60歳まで引き出しできない
急な支出があったとしても、掛金は60歳まで引き出しできません。将来のマネープランを考えて加入しましょう。
③口座を管理している金融機関などに手数料を支払わなければならない
口座管理料や信託報酬といった手数料を支払わなければなりません。運営している金融機関や商品によって手数料は違いますので、事前に必ずチェックしましょう。
確定拠出年金に興味のある方は資料を送りますので、お気軽にお問合せください。