ふるさと納税
マイナス金利とは?
最近「マイナス金利」という言葉をよく聞きますよね。改めて「マイナス金利」について、まだよくご存じではない方のために改めてご説明します。
都市銀行や地方銀行などが日本銀行に預けている当座預金の金利と、国債の金利がマイナスになったことです。各銀行は日本銀銀行に必ず一定額預金しなければなりません。今までは義務付けられている預金額以上を預金すると0.1%の利息を受け取ることができました。しかし日本銀行は、今年の2月以降一部の預金にマイナス0.1の金利を適用させました。そうすると今までは、日本銀行にお金を預けていれば利息を貰えていたのに、逆に利息を払うことになってしまいます。これを「マイナス金利政策」といいます。この狙いは景気を良くするためです。各銀行が日本銀行に預けていたお金を、世の中の企業や個人などの投資に使ってもらうことが目的です。しかしその狙いは外れ、企業や個人にではなく国債購入にお金が使われてしまいました。
世界経済の不景気と重なり、世界の投資家からも日本国債が購入され人気が高まりました。その結果国債の金利は、初のマイナス金利となりました。このマイナス金利が、私たちの身近な生活にも大きな影響を与えています。預金金利の低下や住宅ローン金利の低下、一部の投資信託や個人年金商品の販売停止。それから老齢年金の減額の話も出ています。メリット・デメリットそれぞれありますが、今まで経験したことのないことが起きていますので、今後も注意が必要です。