1-5.新型コロナウイルスとSARSコロナウイルス、MERSコロナウイルスとの違いは?
近年、企業を狙ったサイバー攻撃が急増し、大企業だけでなく中小企業にも深刻な被害が広がっている。特に、企業のデータを暗号化して身代金を要求する「ランサムウェア」は、事業継続を脅かす重大な経営リスクとなっている。
実際に、ある中小製造業では、VPN機器の脆弱性を悪用され、設計データや経理データが暗号化された。クラウド上のバックアップも被害を受け、業務停止や納期遅延が発生した。
では、中小企業はどのような対策を講じるべきだろうか。
まず重要なのは、基本的なセキュリティ対策の徹底である。OSやソフトウェアの定期更新、多要素認証の導入、不審メールへの注意喚起、重要データのオフラインバックアップなどが有効だ。
さらに、社員への定期的な教育、外部専門家による脆弱性診断、緊急時の対応手順の整備も欠かせない。IPAが提供する無料のセキュリティ自社診断も活用できる。
特に医療機関や医療IT企業では、患者情報の漏えいだけでなく、診療業務の停止にもつながりかねない。
サイバーセキュリティは、もはやIT担当者だけの仕事ではない。経営者自らが主導し、企業の信用と事業継続を守る経営戦略として取り組むことが重要である。


