遠隔画像診断管理加算の将来

嗣江建栄

嗣江建栄

テーマ:遠隔読影

遠隔画像診断管理加算は、今後さらに需要拡大が見込まれる分野である。背景には、CT・MRI検査件数の増加に対して放射線診断専門医が不足していること、地域間で医師偏在が進んでいることがある。特に地方医療機関では専門医確保が難しく、遠隔読影による支援体制の重要性が高まっている。2024年度以降の診療報酬改定では、画像診断管理加算が細分化され、遠隔画像診断を活用した加算算定の仕組みも拡充された。さらに2026年度改定では、受信側施設の評価強化が進み、大規模病院や大学病院を中心に遠隔読影ネットワークの集約化が進むと予測されている。一方で、中小病院や診療所では、AI読影支援や共同利用体制を組み合わせた効率的な運営が求められる。今後は、医療DXの推進、クラウド技術の普及、セキュリティ強化により、遠隔画像診断は単なる医師不足対策ではなく、地域医療連携と医療品質向上を支える基盤として発展していくと考えられる。

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