一般のビル・マンション等の大規模修繕への考え方 - その4-
みなさん、こんにちは。
本日は、工事発注と請負業者の選定、工事期間中の監理についてお話します。
4.工事発注と請負業者の選定
作成した予算書を元に工事金額により請負業者のランクを決め、請負希望者を集います。
このランクについては、最近の類似物件での実績金額と工事内容・公共施設における実績と都道府県・市町村に提出している入札参加資料の写しなどで決めます。
次に数社または全社に参加通知をして、参加者に対し発注者としての内容を設計図書により現場に集まってもらい現地説明を行います。このことに基づいて各社は見積書を提出してきます。提出された各見積書は比較できるよう項目を合わせ一覧表を作成し、組合の方々にコンサルタントから説明を受け、金額の少ない方から数社ヒアリングを行います。
ヒアリングについては数量・単価・一式物の内容確認、VEの提案確認を行い、その後それぞれの会社の最終見積書を提出してもらいます。提出の結果、内容に問題がなければ最低金額提示した会社に決定し工事発注となります。
5.工事期間中の監理
工事期間中は、ほとんどコンサル担当による管理業務となりますので、期間中における定例会議により、質疑応答・工事進捗の確認をして、コンサルタントおよび施工業者の作業を把握して下さい。
次回は、工事内容について説明いたします。
株式会社東拓企画
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