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関博文

不動産の幅広いニーズに応える不動産総合管理業者

関博文(せきはくぶん) / 不動産コンサルタント

有限会社創発コーポレーション

コラム

マンションにおける防災・防火体制について(4)

2011年10月3日 公開 / 2011年10月31日更新

コラムカテゴリ:住宅・建物

みなさん、こんにちは。

本日はシリーズ最後になります「コミュニティ」についてお話しさせていただきます。
この「コミュニティ」についての話が一番重要且つ難しいのかなと思います。

 常日頃から、どのように良好なコミュニケーションが築かれているか。これが日常のマンション
生活を心地よく過ごす上で重要ですし、「いざ!」という時の災害発生時には最も重要な事になっ
てきます。まさに「コミュニティ」こそが一大重要事項なのです。

 ここでマンションのコミュニティについて考えてみましょう。
 大別すると

 ① マンション内コミュニティ
 ② マンションと地域(町会)のコミュニティ

 に分かれるのではないでしょうか。また、近隣に他のマンションがある場合、
 マンション同士のコミュニティもあるかと思いますが、今回はこの2通りに
 ついて考えてみたいと思います。


 1.マンション内コミュニティ
   
   マンションではいろいろな人が暮らしています。近所づきあいの苦手な人や逆にお節介
  すぎる人等。また、生活時間帯も世帯によってまちまちかと思います。ただ、マンションで
  生活する以上、エントランス・廊下・階段等の共用部は、区分所有者全員の共有財産ですか
  ら、みんなで保全・管理をしてゆかなければなりませんし、必要によっては修繕等を行う場
  合、総会で決めなければならない事もあります。災害発生時にも、顔見知りが1人もいない
  なんて事になると、避難・救護にも支障が生じてしまいます。
   まずは、年1回の総会には出来るだけ出席をして顔なじみになっておくこと。防災訓練は
  年2回は実施・参加すること。そして、夏の盆祭り等催事を定期的に企画・参加する等、
  住人同士の交流に努めるとよいと思います。


 2.マンションの地域(町会)のコミュニティ

   マンションで生活しているとマンション内だけに目が向きがちになり、町会との交流にま
  ではおろそかになりがちです。マンションも地域の一員ですから、町会と協力しあって行か
  なければなりません。「マンションに住んでいるから町会は関係ない」等という考え方を持
  っていると、災害発生時の避難・救護にも支障が生じてしまいます。
   日頃から地域に感心を持ち、コミュニケーションをよくしておく事は、とても大事なこと
  です。


   マンションにおける防災・防火体制についてお話をさせていただいて参りましたが、いかが
  でしたでしょうか。
   「コミュニティ」これはマンション生活の全てにおいて最も重要且つ、なかなか取り組み
  づらいことでもあります。
   日頃よりふれあいを大切に、生き生きとした生活をこれからもエンジョイして行きましょ
  う。



   次回からは、管理組合と居住者間で発生したトラブルで、実際あった裁判の凡例をもとに
  参考になるような事項を取り上げてご紹介させていただきます。



   株式会社東拓企画
   http://wwwtotakukikakujp
  




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