分譲マンションと民泊問題
みなさん、こんにちは。
今日は中古マンション購入のアドバイスシリーズの2回目で、設計図書についてお話したいと思いま
す。
設計図書は、表紙、図面リスト、設計概要書、特記仕様書、案内図、配置図、各意匠図・構造図・電
気設備図・機械設備図・昇降機設備図・外構図、その他等々、及び各種計算書から成り立っていま
す。
この中で注目していただきたいのは・・・特記仕様書です!
なぜかというと、
設計者の意図が各々の図面に反映されていることは勿論なのですが、特にここでは、設計者が建築
主の主旨をくみ取り、専門家としての考えを施工者に伝える内容が詳しく示されているからです。
ぜひ読んでいただくようお勧めします。
では、図面を見た際の注意点を3つポイントとして挙げていきたいと思います。
① エレベーターの配置を確認しましょう。
エレベーターが住居側に配置されていると、多少離れていても、夜間など静かな時は振動や作動
音・開閉音等が思わぬ所に伝わることがあります。できれば、室内に入ってエレベーターを作動さ
せて確認してください。その他の振動、騒音については別の機会にお話したいと思います。
② 監視カメラについて確認しましょう。
エレベーターをはじめ、適切な各ポイントに配置されているかを見ましょう。次に録画の解像状
態と、記録としての保管期間について状況確認してください。
③ 設備排水について確認しましょう。
1階の住居の流し、浴室、洗面、洗濯機、便所などの雑排水・汚水が2階以上の排水管と別々に
配管されているか、確認してください。サイホン効果や詰まりによる逆流防止のためで、設備設計
では当たり前の事なのですが、私は実際に同一利用されて、問題を起こしたものを見聞きしたこと
がありますでの念のため確認してください。
(このような建物の購入は諦めることが良いでしょう。1階に住まなくてもです。実際に見た建物
もそうでしたが、他にも色々不適切なことが推測されますので)
当社では、みなさんに同行し、同じ時間に違う目で点検、確認するシステムを用意しております。
ご利用ください。費用は、事前に内容打ち合わせによりお見積いたします。
次回は管理組合についてお話したいと思います。
株式会社東拓企画
http://www.totakukikaku.jp