テレワークにおけるコミュニケーション
ロードフロンティアは成熟社会を体現した企業です。
『成熟社会のビジネスシフト』で書いたように、ノルマもなければ予算もありません。一人ひとりのメンバーがロードフロンティアをどう作っていきたいかで「これをやってみたい」と声を上げます。
ロードフロンティアは雇用主と従業員という形ではなく、LLP(有限責任事業組合)にメンバーが集まることで構成されています。メンバー全員が株式会社の代表取締役や個人事業主です。経営者の集まりがロードフロンティアを構成しています。そのため、会社や仕事に対しての甘えはありません。とは言え、メンバーも人間なので、好き嫌いや得意不得意があるし、感情もあります。お客様に理不尽なことを言われて、頭に来ていたり傷ついたりしていることもあります。ここでロードフロンティアが大事しているのは、感情の管理です。「仕事なんだから黙ってやれ。頑張れ」とは絶対に言いません。話してくれるのであれば、活学を用いて、何がそんなに嫌だと感じるのか原因を探り、一緒に乗り越えようとします。過去について話してくれなくても、許せないものを許せとは言いません。「この人はこういうことは引っかかるんだな」とメンバーの理解に活かして、その人の活力がすり減るような仕事からは外します。
確かに「もうこの仕事をしたくない」とメンバーに言われると、予定が崩れてしまうので、困ることには困ります。しかし、このように感情の動きが大きく出てきた場面をロードフロンティアではメンバーを理解できる機会であると歓迎します。むしろ、気付いてあげられなかったことを悔やむ方が強いです。成長社会型の企業では顧客ファーストですが、成熟社会を体現したロードフロンティアにおいては、顧客よりもメンバーの方が大事です。メンバーが活力を持って、仕事ができることを何よりも大事にしていきたいと考えています。
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