米金融界「ゴキブリ」論争? (1) プライベート・バンカーだから信頼できるとは限らない
プライベートクレジットのデフォルト率が最大13%まで急上昇する恐れがある
出所:Bloomberg 2026/02/04 『ブルー・アウルなど急落、ソフト業界向けプライベート融資の損失懸念』
UBSグループのアナリストが、劇的な変化が起こる場合としての分析結果を発表しました。
結果として、プライベートクレジットのデフォルト率が最大13%まで上昇する可能性を語ったものです。
SaaSの死、AI技術がSaaS企業の価値に取って変わるか
米マイクロソフトのナデラCEOが2024年に「SaaSの死」を示唆しました。
「AIエージェント」がこれらの機能を代替し、SaaS企業・ソフトウエア業界の存立基盤を脅かす可能性を指摘したものでした。
2026年1月下旬から、SaaS企業の株価が大きく下落しました。
プライベートクレジット会社の株価下落が発生
ソフトウエア企業への資金提供を行ったオルタナティブ投資会社の株価が大きく下落しました。
ブルー・アウル・キャピタルが下げ主導し、株価は一時約13%急落
アレス・マネジメントとKKR、TPGの下落率は一時10%を超え、アポロ・グローバル・マネジメントとブラックストーンの株価も一時8%下げた。
出所:Bloomberg 2026/02/04 『ブルー・アウルなど急落、ソフト業界向けプライベート融資の損失懸念』
改めてまとめてみると、
・AIがSaaS企業のサービスを代替する可能性「SaaSの死」
・ソフトウエア会社の株価下落
・ソフトウエア企業に資金供給をしている、オルタナティブ投資会社の株価下落
その結果
・プライベートクレジットのデフォルト率が最大13%に増大
というシナリオが考えられるものです。
プライベートクレジットの不都合な真実を、販売者は語らない
販売者は、新たな収益源として新たなテーマを次々と産み出しています。
サブプライム関連投資がかつて大ブームになりました。
サブプライム商品群の破綻はその後の金融危機の引き金となったものです。
このサブプライムブームの時にも、警鐘を鳴らした金融パーソンは存在しました。
しかし、メディアでは広告料を払ってくれる販売者に忖度し、販売にネガティブな内容は採り上げられることは少なかったのです。
不都合な真実を、販売者は語らない のです。
筆者はサブプライム関連商品に対し、「投資するリスクが大きい」として販売には一切かかわりませんでした。
今回のプライベートクレジットに対しても大きなリスクを感じております。
が、しかし筆者の意見を積極的に採り上げるメディアはありません。
広告料を払ってくれる販売者を採り上げることが、メディアの収益となるからでしょう。
(筆者の意見を採り上げても、収益には繋がらない)
なお、プライベートクレジットへの警鐘は2025年6月から特集をしています。
過去「プライベートクレジットに投資する前に知っておくべきことシリーズの特集は下記リンクから参照可能です。
(1)サブプライム構造と同じか?
(2)その会社の格付を信用して大丈夫?
(3)損切り実施の動きも
(4)米国では逆風か?
(5)人気は本当なのか?
米金融界「ゴキブリ」論争? (1) プライベート・バンカー・
米金融界「ゴキブリ」論争?(2)、融資対象不動産が別事業体に
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※ 特定の会社に対する攻撃や悪意のアンチコラムなどではありません。
実際に発生している事柄を報道を引用しつつお伝えしました。
※ 特定の銘柄の分析や推奨などではありません。
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