米国でアクティブETF急増の背景 「パッシブ偏重転換の兆し」は本当か?
人の良さそうな雰囲気の営業パーソンを信頼した結果、500名もの人々が約31億円をだまし取られた(又は不適切に金銭を受け取っていた)事例が発覚しました。
これが有名なプルデンシャル生命で起きたことだということで、ショックを受けたかたも多いのではないでしょうか?
外資系生命保険会社のプルデンシャル生命は、100人余りの社員らが500人を超える顧客から金銭をだまし取ったり、不適切に金銭を受け取ったりしていたと明らかにしました。(中略)「自分に金銭を預ければ、元本が減るリスクを負わずに高い配当を得られる」と持ちかけて金銭を受け取り返金しなかったという事例のほか、登録や認可を受けていない企業や投資商品を紹介し、顧客に金銭が返ってこなかった事例があったとしています。
金銭の詐取や不適切な受領は合わせて31億円余りに(中略)
原因について会社は、営業担当の社員の管理が十分に行われず、高い業績をあげた社員が評価されるという組織風土があったことなどを挙げています(後略)
NHKニュース 2026/01/16「プルデンシャル生命 社員ら100人余が顧客から31億円不適切受領」
プロは使わない、信じがたい営業トーク!
「社員しか買えない株があり、絶対利益が出て元金は保証するからお金を預けてくれないか」
このような営業?トークでお客様に説明していたと言います。
このセールストークは信じるに値しない内容が複数含まれています。
・(株で)絶対利益が出る
→ 株式投資に絶対ということはあり得ません。
証券外務員の登録者であれば広く知られていることですが、
「絶対」という言葉を使ってはいけない
のです。
・元金は保証するから
→ 株式や投資信託で
元本保証は無いと考えてください。
価格変動などの様々なリスクがあるからです。
余談ですが、「元本確保型投資信託」シリーズ24件が全て元本割れしている事実があります。(2018年7月~2022年5月)
これだけ世の中の株式が上昇している局面で、元本割れする商品を買ってしまった人がいることを気の毒に思います。
・お金を預けてれないか
→ 営業員個人に預けることは無い
保険契約では、保険会社への振込(あるいは口座振替)で保険料を払い込みすることが多いです。
一部現金で保険料を支払う場合もありますが、消費者としてはトラブルに注意が必要です。
間違っても、営業員個人にお金を預けるワケでは無いのです。
親しい人でもお金を預けてはダメ!
なのです。
当然ですが、保険営業員で目的外の資金を預かることは法令違反なのです。
販売額に見合った給与・賞与が起こす、顧客本位と逆の行動
高い業績をあげた社員が評価されるという組織は世の中にたくさんあります。
営業偏重傾向のある組織では、今回のように管理体制が不十分なケースも見られます。
金融パーソンとして守らなければならない基本を、上記のケースでは3つも同時に違反する社員がいることが驚きです。
収益を追い求める「販売員」という立場では、
ハイレベルな顧客本位のサービスは実現できません。
そもそも、顧客にとって最良と思われる商品が、
勤務先のラインナップにあるとは限らないのです。
系列度外視した、商品選択できる体制
かつて筆者が所属した欧州系のプライベート・バンキングは素晴らしい職場でした。
「オープン・アークテクチャー」と言うのですが、系列を無視して顧客にとって良い商品の提供ができる体制を実現していた企業だったからなのです。
しかし、一般的にはA社の社員はA社の取り扱い商品の中から顧客にセールスするしか、無いのです。
ハイレベルの顧客本位サービスを提供できる金融機関は日本では、まだまだ少数なのです。
なおプルデンシャル生命で真面目に活動している営業パーソンもたくさんいることでしょう。
このような方々は苦労する局面でしょうが、ひるまず、腐らずに今まで通りに頑張ってほしいと思っています。
※ 特定の会社に対する攻撃や悪意のアンチコラムなどではありません。
実際に発生している事柄を報道を引用しつつお伝えしました。
※ 特定の銘柄の分析や推奨などではありません。



