投信の手数料打ち切りも 米国投資家に学ぶべきコト
世界的ETF調査会社のETFGIの2025/10/16発表データによると、
世界のETF資産規模は2025年9月末時点で18兆5,720億ドル、約2,765兆円になりました。
そして、ETFの本数は13,461本でした。
データ: ETFGI 2025年9月末時点(2025/10/16発表)、
三菱リサーチ&コンサルティング USDJPY=:TTM148.88 (2025/09/30)
日本円換算はRIA JAPAN調べ
年初来9ヶ月で1.54兆ドルの資金流入、26.7%の成長率(含むETP)
世界のETF業界には76ヶ月連続で資金流入が続いており、ETFの構造的な回復力と魅力を証明しています。
年初来9ヶ月間で1.54兆ドルの資金流入、26.7%の成長率を記録しました(含 ETP)。
* ETPはETFに加えETC(上場投資コモディティ)、ETN(上場投資証券)などを含むもの。広義のETFとの分類も存在する
これは過去最高を記録した2024年の1月から9月末までの資金流入額1.24兆ドルを超える金額です。
ETF金額は18兆5,720億ドル、18年余で約18.49倍に
RIA JAPAN 安東隆司がETF研究を始めた2007年の前年、2006年末のデータでは
「ETF本数728本、資産規模は5,790億ドル」でした。
18年余が経過した2025年9月末時点では「ETF本数13,461本、資産規模18兆5,720億ドル」となり、
本数は約18.49倍に、資産規模は約32.07倍にも増加しています(注 資産規模はドルベース)。
低コストで透明性の高い特徴を持つETFは拡大し続けています。
世界的に高コストアクティブ型投信→インデックス型の潮流、ETFへの資金流入続く
世界的には高コストのアクティブ型投信から資金流出し、その多くがインデックス型ETF・投信へ資金移動が起こっています。
高コスト傾向の強いアクティブ型投信を解約して、インデックス型ETFやインデックス型投信に資金が移っているということです。
(*一部アクティブ型ETFにも資金流入がある。一般的にアクティブ型ETFはインデックス型ETFよりも高コスト傾向の点には注意が必要)
(クリックで画像拡大します)
データ:Investment Company Institute「2025 Investment Company Fact Book」(2025/5公開)
*データは2024年末時点、分配金再投資を含む *翻訳・一部加工:RIA JAPAN おカネ学株式会社
この画像はグラフ中央の横線より上は資金が投入、集まっているということを意味しています。
逆に、横線より下は解約や出金などで資金が流出していることを意味しています。
世界的に「アクティブ型投資信託」を解約し、主に「インデックス型ETF」や「インデックス型投信」に乗り換える動きが何年にもわたって続いていることがわかるかと思います。
安東隆司が解説!海外ETFとは
安東隆司が海外ETFについて解説した動画がYouTubeにて公開されています。
海外ETFの特徴やメリットを解説していますので、是非チャンネル登録の上、ご視聴ください。
(2021年1月収録・公開)
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