GPIF 2024年度を通して最もリターンに貢献したのは外国株式 国内債券は低調続く

安東隆司

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テーマ:所長解説のおカネ学♫

2025年7月4日に発表されたGPIFの2024年度第4Qの運用リターン結果は▼(マイナス)3.41%、2024年度の年率リターンは+0.71%でした。
また、2001年の運用開始以降で見ると、リターンは年率+3.99%、収益額は155兆5,311億円となっています。
出所:GPIF 2025/07/04発表データ「2024年度業務概況書」 P25より。
 2024年度第4Q(四半期)は2025年1月~3月末までの期間を指します。

2024年度で最もリターンに寄与したカテゴリーは外国株式

2024年度で、最もリターンに寄与したカテゴリーは外国株式でした。
年度で+6.62%、4兆3,103億円のリターンを上げています。
また、国内債券カテゴリーがマイナスリターンとなっていることもわかります。

国内債券のリターンは低調でリターンに寄与することはあまり無かった

2015年度から2024年度の10年で国内債券の収益率をみると、

【国内債券】
・マイナスリターンが7回/10回
・プラスリターンで3%を超えたのは1回/10回
・過去10年のリターンは-0.50%/年

となっています。
一方、同じ条件で外国株式の収益率をみると、

【外国株式】
・マイナスリターンが2回/10回
・プラスリターンで3%を超えたのは7回/10回
・過去10年のリターンは+11.87%/年

でした。
(出所:GPIF 2025/07/04発表データ「2024年度業務概況書」P105 運用実績等の推移 収益率より)

国内債券は2019年度以降、マイナスリターンが続いており、
低金利が続いている日本国内において、国内債券に資産配分をすることが合理的であるのか、考えてみる必要がありそうです。

関連記事 GPIF実質的な利回りは▼1.50%

・プロが運用しても、相場が悪ければマイナスリターンも
・実質的な運用リターンは▼1.50%
・マイナスになる1年は、7回/24回の頻度で発生
・情報操作に注意 GPIFマイナス確率は66.7%? 29.2%?
「GPIFリターン4Qは▼3.41%、年率では0.71%、実質的な利回りは▼1.50%。あなたの資産運用も長期視点で」
https://mbp-japan.com/tokyo/ria-japan/column/5197474/

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安東隆司(投資顧問)

おカネ学株式会社 Reliable Investment Advisors Japan Co.,Ltd(英文名称 略称 RIA JAPAN)

富裕層の資産の管理や運用、承継などを行う。売買手数料0などお客様と利益相反の少ないサービスを追求。また、海外ETFを中心とした資産形成の知識・経験が豊富。テーラーメードの投資助言を大切にしている。

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