2024年末時点 世界ETF残高が世界ヘッジファンド残高を10.3兆ドル上回る 世界で拡大続けるETF

安東隆司

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テーマ:所長解説のおカネ学♫

ETFGIは2025/02/17にETF市場(*ETF/ETP)とヘッジファンド市場に関するデータを公表しました。
公表されたデータから、ETF市場への資金流入・ヘッジファンド市場の資金流出が明らかになっています。
・2024年末時点で世界のETF市場の運用残高が世界ヘッジファンド運用残高を10.3兆ドル上回った
・2008年の金融危機以降、ETF市場の資産残高成長率はヘッジファンド市場を上回り続けている
・2015/6月末、ETF市場の運用残高は世界ヘッジファンド残高を上回った
・2024/10-12月の3ヶ月間ではETF市場に6,390.6憶ドルの資金流入があった
 一方、ヘッジファンド市場では126憶ドルの資金流出があった
・2024/10-12月の3ヶ月間でS&P500指数(配当込)は2.41%の上昇を記録
 一方、HFRIファンド加重総合指数は1.42%の上昇に留まった

(*ETF以外にも、ETN(上場投資証券)、ETC(コモディティ上場投資信託)も含んだETF/ETP市場のデータ)
(出所:ETFGI 2025/2/17公表レポートより RIA JAPAN翻訳の上データ一部抜粋)

また、世界ETF/ETP残高と世界ヘッジファンド残高を比較した画像を公表しました。

(画像はクリックで拡大可能です)

世界ではヘッジファンド市場からETF市場へのシフトが長年続いていることがデータからも明らかになっています。

世界的にアクティブ型→インデックス型の潮流、特にETFへの資金流入続く

世界的にはアクティブ運用からインデックス運用・ETFへの資金流入が起こっています。
つまり、アクティブ型を解約して、インデックス型やETFに移っているということですね。

データ:Investment Company Institute「2023 Investment Company Fact Book」
翻訳:RIA JAPAN

この画像はグラフ中央の横線より上は資金が投入、集まっているということを意味しています。
逆に、横線より下は解約や出金などで資金が流出していることを意味しています。
世界的にも「アクティブ型」を解約し、「インデックス型」、とりわけ「ETF」に乗り換える動きが何年にもわたって続いていることがわかるかと思います。

安東隆司が解説!海外ETFとは

安東隆司が海外ETFについて解説した動画がYouTubeにて公開されています。
海外ETFの特徴やメリットを解説していますので、是非チャンネル登録の上、ご視聴ください。


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安東隆司
専門家

安東隆司(投資顧問)

おカネ学株式会社 Reliable Investment Advisors Japan Co.,Ltd(英文名称 略称 RIA JAPAN)

富裕層の資産の管理や運用、承継などを行う。売買手数料0などお客様と利益相反の少ないサービスを追求。また、海外ETFを中心とした資産形成の知識・経験が豊富。テーラーメードの投資助言を大切にしている。

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