プライベートバンカーの最も重要なポイントは？　アン〇さんが書いた本がランクイン！

世の中には「イメージ戦略」が多く見られます。
プライベート・バンカーと名乗ることで、とても有利なサービスをしているようなイメージを醸し出そうとするようなケースです。
しかし、実態は窓口で販売している商品と同じものを、
「自称プライベート・バンカー」が販売しているようなケースもあるのです。

「オープン・アークテクチャー」という言葉をご存知でしょうか？
例えば、デリバティブスを使った商品を組成するケースを考えてみましょう。

系列重視は最良の提案とはなり得ない

Z証券が商品組成をする際に、デリバティブ取引の相手は、
米国Z証券である場合が多いでしょう。
子会社や系列会社を相手方として利用するのです。

しかし、米国Z証券は価格競争力のある提案をできるでしょうか？
日系関連会社の米国Z証券がデリバティブ市場のメインプレイヤーとなっていないことは容易に想像できます。

結果としては、投資家は高いコストで組成された条件の悪い商品を
”自称プライベート・バンカー”からセールスされることになるのです。

しかも、”自称プライベート・バンカー”はその事実に気づいていないのです。

オープン・アークテクチャーとは？

筆者がかつて勤務したプライベート・バンキングではオープン・アークテクチャーを実践できる組織体制でした。
勿論、海外に関連の証券もありました。
しかし顧客に対して有利な条件の商品組成を行うために、
系列会社よりも良い条件提示をしてくれる会社と、その都度取引をしていたのです。

その結果、日本の金融機関から提示された条件と同様の条件で商品組成をすると、数％有利な商品が出来上がってくるのでした。
1回、2回の事ではありません。
毎回がそうなのです。

プライベート・バンキングのお客様も心得たもので日系金融機関から提案されたタームシート（条件シート）をPBに提示し、
「PBで作ると条件はどうなる？」と尋ねてくるのです。
お客様にとって、有利な条件を提示できる理由のひとつが、
「オープンアークテクチャー」を実現できるプラットフォームなのです。

日系企業で富裕層部門に務めた「自称プライベート・バンカー」経験者であっても、顧客本位なサービスのプライベート・バンカーとしての仕事とはかけ離れている場合があるのです。


1999年からプライベート・バンカーを務めてきた、アン〇さんが書いた本が米国大手通販サイトでランクインしています。


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以下は書籍の紹介です。

プライベート・バンカーを卒業し、中立なアドバイザー、RIA（投資助言業者）を経営する筆者の本が、大手世界通販サイトAにてランクインしています。

販売者でない立場から、「親に勧められるものしか、勧めない」という親身な姿勢で、資産運用に必要な知識、金融機関が教えない不都合な真実にズバリ切り込んだ本です。


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「NISA・つみたてNISA・iDeCo　プロの選び方教えてあげる！」（安東隆司著、秀和システム、1430円）は、運用益非課税のNISAとつみたてNISA、掛け金が全額所得控除の対象になる個人型確定拠出年金「iDeCo（イデコ）」の運用方法を分かりやすく伝える指南書だ。
著者は、日米欧の銀行や証券会社に計26年勤務後に独立し、投資助言業を経営。
多くの人に正しい金融知識を身につけてほしいと、資産形成の情報を発信する。
各制度の違いと制度選びのフローチャート、金融機関別のお薦め商品の一覧表も掲載。
「資産運用を始めてみよう」と思わせる一冊だ。

2022/11/09　読売新聞　くらしマネー欄

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