流行りに振り回されない資産運用① テーマ型から見る日本の回転売買ビジネスとは
世界的ETF調査会社のETFGIが2024年10月15日に発表したデータによると、
世界のETF資産規模は2024年9月末時点で14兆3150億ドル、約2,043兆円になりました。
そして、ETFの本数は11,247本でした。
低コストで透明性の高い特徴を持つETFは拡大を続けています。
データ: ETFGI 2024年9月末時点(2024年10月15日発表)、
三菱リサーチ&コンサルティング USDJPY=:TTM142.73 (2024/09/30)日本円換算はRIA JAPAN調べ
2024年1月-9月迄で1,426本のETFが新規上場。新規上場数は過去最大に
また、ETFGIが10月24日に発表したデータによると、
2024年の最初の9か月間に世界のETF業界で過去最高の1,426本の新ETFが上場されたと報告されています。
これまでの新規上場ETF本数の記録は2021年1,311本でしたが、
今回はこれを上回った結果になります。
閉鎖となったETF本数を加味した合計数で見ても過去最高クラスの規模で拡大
期間 | 新規上場数 | 閉鎖本数 | 合計数 |
---|---|---|---|
2024年(9月迄) | 1,426本 | 412本 | 1,014本 |
2021年 | 1,311本 | 296本 | 1,015本 |
2024年9月末までに、412本のETFが閉鎖されたため、2024年年初~9月期間の純粋なETF増加数は1,014本となります。
過去最高となる上場数記録があった2021年には296本のETFが閉鎖されたため、2021の純粋なETF増加数は1,015本となります。
閉鎖となったETF本数を加味しても、過去最高クラスの速度でETF業界が拡大しています。
データ:ETFGI 2024年9月末時点(2024年10月24日発表)
表はRIA JAPANが作成
ETF金額は14兆3150億ドル、17年余で24.72倍に
RIA JAPAN 安東隆司がETF研究を始めた2007年の前年、2006年末のデータでは「ETF本数728本、資産規模は5,790億ドル」でした。
17年余が経過した2024年7月末時点では「ETF本数11,247本、資産規模14兆3150億ドル」となり、
本数は約15.44倍に、資産規模は約24.72倍にも増加しています(注 資産規模はドルベース)。
低コストで透明性の高い特徴を持つETFは拡大し続けています。
世界的にアクティブ型→インデックス型の潮流、特にETFへの資金流入続く
世界的にはアクティブ運用からインデックス運用・ETFへの資金流入が起こっています。
つまり、アクティブ型を解約して、インデックス型やETFに移っているということですね。
データ:Investment Company Institute「2023 Investment Company Fact Book」
翻訳:RIA JAPAN
この画像はグラフ中央の横線より上は資金が投入、集まっているということを意味しています。
逆に、横線より下は解約や出金などで資金が流出していることを意味しています。
世界的にも「アクティブ型」を解約し、「インデックス型」、とりわけ「ETF」に乗り換える動きが何年にもわたって続いていることがわかるかと思います。
安東隆司が解説!海外ETFとは
安東隆司が海外ETFについて解説した動画がYouTubeにて公開されています。
海外ETFの特徴やメリットを解説していますので、是非チャンネル登録の上、ご視聴ください。
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