専門用語は難しい!?元本確保型の本当の意味とは? 投資初心者が知らなかった資産運用
(RIA JAPAN広報部記述)
このシリーズは、3年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第148回目になります。
今回は資産の置き場所、アセットロケーションについて執筆いただきました。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります(*)は編集部校正。
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世の中には似たような言葉っていろいろありますよね。
意味も似ていることがよくありますが、間違ってはいけないものもあるわけです。
アセット・ロケーションとアセット・『ア』ロケーション。
この2つは一見似たような響きですが、似て非なるもの。
意味を知ると、大きな違いがあり、考え方としても大切なことが見えてくると思っています。
アセット・アロケーションは資産配分
アセット・アロケーションは、資産配分のことを指します。
投資において、リスクを分散させるためにどのように資産を配分するかを考えることが重要と言われています。
例えば、Aには30%、Bには40%、Cには残りの30%といった具体的な配分を決めることがあります。
リスクや条件に基づいて配分を考えるのがアセット・アロケーションの役割です。
アセット・ロケーションは資産の置き場
一方、アセット・ロケーションは資産の置き場所を指します。
具体的には、どの金融機関や制度を利用して投資を行うかを決めることです。
実は、米国のアドバイザーは配分よりも置き場所を優先して考えると言われています。
実際のアセット・ロケーションの考え方
アセット・ロケーションでは、まず非課税口座の活用が重要です。
通常の課税口座と非課税制度でそれぞれ同じ商品に投資したとします。
非課税制度を活用した方が、利益から引かれる税金が少なくなります。
つまり、投資を始めるならまず非課税制度を利用することから考えた方がおトクと考えられますよね。
例えば、iDeCo(個人型確定拠出年金)では掛金が控除され、非課税枠も持っているため、長期的な資産形成に適しています。
具体的にどこの金融機関を使うかも考える
次に、どの金融機関を利用するかを考えます。
具体的な取引先を選ぶことで、利用できる投資商品や手数料などが異なります。
例えば、NISA(少額投資非課税制度)を活用して低コストのインデックス型を選びたいと考えていたとします。
その場合、当たり前ですが、低コストのインデックス型が選択できる取引金融機関を選ぶことが必要ですよね。
更に、より低コストで多様な選択肢を持つ金融機関が適していると考えられます。
また、成長投資枠では一部の海外ETFにも投資することができます。
海外ETFでは低コスト傾向が強く、リアルタイムでの指値取引が可能だったりと投資家にとって嬉しいポイントが沢山あります。
海外ETFにも投資できる金融機関を選べた方が、投資において幅広い選択肢が残るわけですね。
「何に投資するか」より「どこを使って投資するか」を考える
投資をするとなった時、「何に投資をするか」を考えてしまいがちです。
もちろん大事なことですが、せっかくの投資、非課税制度の活用を考えるのを最初に考えた方がおトクだと思いませんか。
「何に投資するか」より「どこを使って投資するか」
資産の置き場所をまず検討して投資したいものだと思いました。
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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、資産の置き場であるアセット・ロケーションについて執筆いただきました。
資産配分(アセット・アロケーション)について言及されることは多くありますが、
資産の置き場(アセット・ロケーション)について触れることはあまり多くありません。
まず非課税制度を使うことで節税してトクしていただければと思います。
資産の置き場(アセット・ロケーション)については多くのコンテンツにて紹介してきました。
下記リンクより発信してきたコンテンツが閲覧可能です。
日本経済新聞電子版
資産運用、まずは「ロケーション」の検討を
・日経CNBC 朝エクスプレス 知ってトクするおカネ学
お金を増やすなら米国投資家に学べ①「アセット・ロケーションとは?」
・ダイヤモンドオンライン
NISA、iDeCoなど、20%トクする非課税制度をフル活用する基礎知識
・著書「NISA・つみたてNISA・iDeCoプロの選び方教えてあげる!」
P24にて解説しています。
NISA・つみたてNISA・iDeCoプロの選び方教えてあげる!Amazon販売ページ
・著書「お金を増やすならこの1本から始めなさい」
P230以降に非課税制度とアセット・ロケーションについて解説しています。
「お金を増やすならこの1本から始めなさい」Amazon販売ページ
繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第148回目)。
※本コラムは特定の有価証券又は金融商品を勧誘するものではありません。また、特定の資産クラスに対する今後の方向性を保証するものではありません。
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