新生活を始めた人に 理想通りの人間関係は実際には無い 「努力 忍耐 誠実 克己」を贈ります。
国民的アニメのサザエさん一家、サザエさんの父である、磯野波平さんの年齢はいくつでしょうか。
波平さんは54歳です。
昔のアニメでもあり、昔の54歳はかなり老けて見えていたのです。
福山雅治さんは波平さんの1年上、河村隆一さんは同い年
福山雅治さんは現在55歳、福山さんの方が波平さんよりも年齢が高いのです。
LUNA SEAのヴォーカリストだったの河村隆一さんは54歳、波平さんと同い年です(2024年09月16日)。
特に若々しい男性お二方を比較にした面はあります。
それにしても、最近の50代半ばで若々しい人々が増えているのでしょう。
高齢者はいくつから
日本では現在、65歳以上を高齢者、そのうち65から74歳を前期高齢者、75歳以上は後期高齢者と定義しています。
そして日本では働き手の不足が心配されています。
生産年齢人口(15から64歳)は1995年をピークに減少しています。
労働力が不足し、一方高齢者が増えるため、財政を圧迫していることも事実です。
65から69歳の52%が働いている
医療や食生活の変化で若々しい高齢者が増えています。
65から69歳では、実に52%が働いているのです。
65歳でも働く側にシフトすることで、年金財政を支える面もあります。
2024年09月15日 総務省 「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」
右側のグラフで年代別の働いている人を読み解いてみましょう。
65から69歳、緑色の線は52.0%
70から75歳、青色の線は34.0%
75歳以上、紫色の線は11.4%
の人々が働いているのです
FIREよりも働くことが幸せな場合も
FIREという言葉があります。
お金を心配することなく、早期に退職すること、というような意味です。
「Financial Independent Retire Early」
の頭文字を取っています。
経済的に自立し、働かなくても良い状態は幸せなのでしょうか。
バブル期のブラック企業の度合いは今の比ではなかった
働くことは苦しい面があります。
激務で疲れ切ってしまい、休日は無気力で寝たきり状態という激務の場合もあるでしょう。
筆者は就職して数年で、激務の銀行員時代を過ごしました。
現在で言えば「ブラックな環境」でしたが、バブル期はモーレツに働くことが許容されていました。
「24時間、戦えますか」というTVのコマーシャルさえ当時あったのです。
「今やれ、すぐやれ、早くやれ、飯食ってる暇あればやれ」
こんな言葉が社員教育という支店の文化でした。
(支店長によって、方針は全く違うこともまだ、真実です。
別の支店に転勤した後は、大幅にサービス残業が減りました)
ここまで極端な例では働きたくないと考えたり、メンタルに影響する場合もあるでしょう。
しかし近時は「ハラスメント」防止を企業側も意識しています。
劣悪な35年前の労働環境と比べると業種や企業で改善が見られます。
FIREよりも働くことが幸せな場合も
仕事を辞めてから急激に老け込む人々を見てきました。
働かなくて良いことがずっと続くことを、幸せと感じるでしょうか。
仕事人間だった人が、仕事を辞めてすることがなくなり、急激に老け込んでしまう場合があります。
仕事で社会と通じ、時にはストレスを感じながらも働くことが、幸せな場合もあるのです。
日本の有名な大企業を創業した人々は、65歳を超えても多くが未だに現役です。
仕事を通じて、社会に貢献したり、雇用を産み出したり、納税をしたりすることは重要なことです。
社会から必要とされる充実度は、生きがいに繋がる場合もあるのです。
老害とならないようにしながらも、仕事をし続けていくことが、
急速に老け込むことの防止にもつながるのではないでしょうか。
仕事を通じて、社会貢献ができるならば、これほど素晴らしい仕事はないと思います。
FIRE状態よりも、働くことが出来て幸せ と感じる人もいるのです。