やってしまった!投資初心者が陥りがちな失敗事例①(ファンドラップ・海外債券)
相場下落は「必ず」起こります。
断定的な表現である「必ず」「絶対」という言葉を通常、筆者は用いません。
しかし、相場の上昇、下落は「必ず」繰り返すのです。
一度も下落を迎えず、一方的に上昇し続けることは、あり得ない話なのです。
画像:Bloomberg US 2024/08/05取得
下落は当然発生するのです。
しかし、下落時にも慌てない投資家がいます。
大きな金額を資産運用している富裕層は、下落相場の時にどのように備えているのでしょうか?
様々なコツがありますが今回は、最も重要だと考える、たった1つの事柄をお話します。
2020年3月に筆者がダイヤモンド・オンラインにも寄稿した内容です。
数年前の記事ですが、この資産運用の極意は色あせることは無いでしょう。
負けない投資家になるために、たった1つの投資のコツとは?
(別ページに移ります)
富裕層は下落を想定済み、「市場に留まる力」とは?
Staying Powerという言葉があります。
(市場に)留まる力という意味です。
相場下落時にも動揺することなく、「あっ 来たね」と受け流すのです。
特に相場が下落が発生した時こそ、市場に留まるのです。
その、市場に留まるチカラ、Staying Powerを持った投資家は負けていないのです(後述の投資対象 ダメな商品は除外します)。
過去のリーマンショックやCOVID-19(コロナ禍)の時はどうだったでしょうか。
一時的には大きく下がった相場でしたが、元の水準以上まで回復しました。
誰の言うことを信じるのか
証券会社は、売ったり買ったりすると、彼らが儲かるビジネススタイルが多くあるのです。
「今のうちに利益確定しておきましょう」
「こんな時期には、コレです」
「新しいファンドをスタートします」
こんな言葉を信じてはいけないのです。
証券会社の社員などは、*自社の利益誘導を前提に考える人たちです。
投資家の運用の成功が最優先ではありません。
証券会社にとって旨味のない、ETFを勧められたことがありますか?
有利な商品であっても、証券会社の収益に*寄与しない、ETFは証券会社社員などから勧められるケースは、ほぼ、無いでしょう。
(* 一部の証券でもフィーベース型採用しているケースがある)
ダメな商品は何年持ってもダメ
注意点としては、コスト高や回復の見込みの無い商品を「塩漬け」する、ということではありません。
「ダメな商品」は見直す勇気も必要でしょう。
もともと、コスト高やテーマが過ぎ去った商品などは「ダメな商品」です。
これらは、下落時であっても見直す必要があるでしょう。
リスクを取れる富裕層は、下落時に資金追加する
リスク許容度の高い富裕層の場合を見てみます。
相場下落時こそ投資のチャンスと考え、資金追加するケースも多くあるのです。
市場に留まっていた富裕層は損をしませんでした。
そしてリスクを取って追加投資した富裕層は、より大きなリターンを得たのです。
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【トクするおカネ学】下落相場に富裕層はどう備えているのか
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負けない投資家になるために忘れてはいけない、たった1つの投資のコツとは?
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急落相場「今、売っておかないともって下げる」に注意 富裕層の投資戦略は?
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P194より関連項目、市場に留まる力「Staying Power」について解説しています。
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