ハイリスクに運用したから、ハイリターンになるとは限らない? 投資初心者が知らなかった資産運用
(RIA JAPAN広報部記述)
このシリーズは、3年以上RIA JAPANのコラムを読んだ投資初心者に依頼して、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について執筆いただきます。
投資初心者さんの執筆記事は第137回目になります。
今回の内容は公的年金についてです。
誤解が無いように一部表現を校正した箇所があります(*)は編集部校正。
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「長生きリスク」ってなんだと思いますか?
みんな長生きしたいのに、長生きすることのリスク。
実際に長生きしたとして、なにがリスクになるでしょうか。
実は生活そのものがリスクになるかもしれないのです。
生きていればお金がかかります。
でも、蓄えも使い果たしてなくなったとき。
どうやって生きていけばいいのでしょうか。
幸いにも日本には公的年金があります。
長生きしてもリスクは最低限にできるわけです。
生きている間は受け取れる公的年金
日本の公的年金の大きなポイントは、生きている間は受け取れる仕組みにあります。
社会全体で支えている仕組みを持っているからこそできることです。
公的年金は現役世代として働いている間、社会保険料という形で納めます。
これを国が集めて「高齢者への年金」として配布している形です。
社会全体で守るセーフティーネット
公的年金にはセーフティネットの意味合いがあります。
社会にはいろいろなセーフティネットがありますが、どれも大事な役割です。
特に自立して生活が難しくなった状況では、公的年金の存在が経済的に大きな意味を持つわけです。
例えば、自分が高齢で働けなくなったとき、年金がなかったら大変ですよね。
日本の場合には、生きている間はずっと受け取れる仕組み。
改めて見直せば、非常に重要な役割を持つのがわかるでしょう。
年金は積立ではない!
例えば「100万円納めたんだから、将来100万円受け取れるんじゃないの?」
と、思う人もいるでしょう。そう思うのもわかりますが、実は違うんです。
公的年金は物価の変化にも対応することも見逃してはいけません。
初任給で考えてみましょう。
昔もらっていた初任給と今の初任給。
ニュースなどで、よく違いとして取り上げられますよね。
年金に当てはめてみましょう。
若いころから年金受給年齢まで見ると、物価はどんどん変化します。
30年前と比べたら、かなり違いますよね。
積み立てとは違い、今の物価に合わせた年金がもらえるのです。
これは大きな違いだと思いませんか?
年金も実は同じです。
若い人が老人になるまでの間、物価はどんどんと変化します。
仮に30年前と比べてみたら、ずいぶん違うと思いませんか?
それでも、現在の物価に合わせた年金がもらえるのです。
物価に合わせなかった場合、どうなるか考えてみましょう。
カレーライス1食100円と仮定しましょう。
1965年当時はそのぐらいでした。
しかし、総務省の2023年12月の統計では、1皿805円です。
(出所:総務省 小売物価統計調査 主要品目の東京都区部小売価格【2023年12月】 銘柄符号2133「カレーライス」より)
自分の掛金の額面通り受け取っていたら、実際の物価に対してものすごく少なく、生活できないかもしれません。
物価に合わせないと、昔は気軽に食べられていたカレーライスが経済的に食べられなくなってしまう可能性もあるのです。
公的年金について、改めて考えてみると、その役割と重要性が見えてきたのではないでしょうか。
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(以下、編集後記)
今回、投資初心者さんには、公的年金について執筆いただきました。
少子高齢化が進む日本では、年金の課題が沢山あるともいわれています。
しかし、公的年金が多くの高齢者の生活を支えているのも事実です。
また、公的年金とは別に「じぶん年金」の存在も注目を集めています。
これから資産形成を始めようという人は、
非課税でおトクに「じぶん年金」が貯められる確定拠出年金などを活用してほしいと考えています。
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・著書「NISA・つみたてNISA・iDeCoプロの選び方教えてあげる!」
P198「今さら聞けない年金制度 公的年金は一生受け取れるの?」にて解説しています。
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繰り返しになりますが、本記事はRIA JAPANが、投資初心者に弊社発信のコラムで、「なるほど!と感じたポイント」や「投資を始める前に知っておきたい!」と感じた内容について記述してもらったものです(第137回目)。
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