健康保険・厚生年金などの電子申請届書作成 届書作成プログラムの画面が小さい!? 対処方法(備忘録)

安東隆司

安東隆司

テーマ:若手社員 資産運用始めてみた

皆さま、こんにちは。
RIA JAPAN おカネ学株式会社 若手社員です。

7月になり、社会保険の算定基礎届の提出準備をしている企業さんもいらっしゃるかもしれません。
(社会保険の算定基礎届締め切りは毎年7月10日頃まで)
手書きだと書類作成の手間や、書き損じなどでやり直しや訂正印など、大変に感じる点が多いと思います。
一方、電子申請の場合は使用する紙も減りますし、とっても便利に感じますよね。

今回はこの電子申請で使用した届書作成プログラムについて、お話したいと思います。
(本日の内容は資産運用とは関係のない番外編です)
※本記事は2021年9月執筆記事に2024年7月に加筆を加えたものです。2024年7月現在も大きく仕様は変更されていませんが、正確性を保証するものではございません。
※PCの操作や本コラムについてのお問合せは電話・メール問わず受け付けておりません。ご了承ください

Gビズとは?様々な行政サービスにログインできるサービス

まず、算定基礎届など、社会保険関連の届出ではGビズIDを使用した申請が可能です。
このGビズIDとは、1つのID・パスワードで様々な行政サービスにログインできるサービスです。社会保険関連の手続きのみならず、行政サービスポータルサイトのe-Govや、金融庁への申請なども可能です。

弊社では社会保険関連の届出にGビズIDのアカウントを活用しました。
そして、実際に届書を作る際には「届書作成プログラム」というソフトを活用する必要がありました。

届書作成プログラム、文字がとんでもなく小さい!

実際に届書作成プログラムをPCにインストールし、セットアップを始めた時の画面がこちらです。
届書作成プログラム
(画像はクリックで拡大可能です)
インストールが終わり、プログラムを立ち上げた時の実際の写真です。
サイズがわかりやすいように1円玉を横に並べて撮影しました。
とても文字が見えにくいですよね。
私はWindows10 SurfacePro7を活用しています。
画面に関する特定の設定などはしていなく、ほとんど初期設定のまま使用しています。
このフォントの小ささはとても見えにくく感じます。

実際に算定基礎届を作成する画面での文字サイズはこちらです。

(この画像だけ100円玉で撮影しました)
表示される列の項目が見えにくいサイズとなっています。
実際に作業をする時にはWindows10にあらかじめインストールされていた「拡大鏡」アプリを使用して画面をズームして作業をしていました。
作業の時には毎回、拡大鏡アプリを使用しなければいけないのでとても手間に感じてしまいます。

操作説明書には対策が記載。しかし改善せず

日本年金機構ではこの届書作成プログラムの操作説明書が公開されています。
そこではPCの設定を変更することでフォントサイズが変更できるとの記載がありました。

※フォントサイズは設定で変更できます。
Windows 10 の場合
スタートメニューから「設定」→「システム」→「ディスプレイ」の順に選択し、
「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」のつまみを一番左まで
ドラッグして「100%(推奨)」に設定します。
Windows11 の場合
スタートメニューから「設定」-「ディスプレイ」の順に選択し、「拡大/縮小」
のプルダウンで「100(推奨)」に設定します。
なお、変更すると Windows の再起動が必要となる場合があります。

出所:日本年金機構 届書作成プログラム説明書より一部抜粋

届書作成プログラム操作説明書(PDF)

私のPC環境ではWindows10でしたので実際に手順通りに行うと、「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」の部分が「200%(推奨)」と表示されていました。
そこを説明書の通りに100%へ変更した画像が以下の通りです。

先ほどよりも全体的にサイズが小さくなってしまい、改善したとはいえません。
一方、先ほどの設定箇所を200%以上に設定すると、テキスト自体は大きく表示されますが、表のテキストなど一部のテキストサイズが小さいままでした。

ディスプレイの解像度を変更することで解決

「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」の数値では全てが改善できませんでした。
そこで、次に「ディスプレイの解像度」を変更してみることにしました。
私のPC環境では初期値「2736 × 1824(推奨)」と表示されていましたが、これを最も小さい「800 × 600」という数値に変更し、届書作成プログラムを立ち上げなおしてみたところ、改善が見込まれました。

他の画像に比べて格段に見やすくなっているのがわかるかと思います。

しかし、画面全体のサイズ感が大きくなるため注意

この対策方法では一見解決したように見えますが、画面全体が大きくなるため、複数ウィンドウを活用しての作業が極端にやりにくくなってしまいます。
例えば、他アプリで資料を開きながらこの届書作成プログラムにデータを入力する作業の場合、ウインドウが一定サイズ以下に小さくならないため、複数アプリを左右に並べて表示しての作業ができなくなってしまいます。

年金事務局関連部署には報告済み。今後改善の見込みが

本件につきまして、症状と私のPC環境、対策の方法などを日本年金機構、電子申請関連窓口に電話にて報告させていただきました。
今後、届書作成プログラムのアップデートで改善の可能性があるかもしれない。とご回答いただきました。
(2024年7月9日時点で改善は見当たらず、マニュアルも大きな変更がありませんでした)
もし、届書作成プログラムのフォントサイズでお悩みの人がいらっしゃったら本記事がお役に立てますと幸いです。

記述:RIA JAPAN 若手社員
※本記事の情報はほとんどが2021年9月時点の情報。一部2024年7月に加筆。
※正確性を保証するものではございません。
※PCの操作や本コラムについてのお問合せは電話・メール問わず受け付けておりません。ご了承ください

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安東隆司
専門家

安東隆司(投資顧問)

おカネ学株式会社 Reliable Investment Advisors Japan Co.,Ltd(英文名称 略称 RIA JAPAN)

富裕層の資産の管理や運用、承継などを行う。売買手数料0などお客様と利益相反の少ないサービスを追求。また、海外ETFを中心とした資産形成の知識・経験が豊富。テーラーメードの投資助言を大切にしている。

安東隆司プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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